地域ケアの今(55)

福祉現場をよく知る鳥海房枝さんと、在宅現場をよく知る上野まりさんのお二人が毎月交代で日々の思いを語り、地域での看護のあり方を考えます。

 

「新型コロナウイルス」について思う

 

文:鳥海房枝

 

未知のウイルスが与えた影響

 

この原稿が皆さんの目に触れるころには新型コロナウイルス感染症の収束のめどが立っているのか、大変気になるところです。3月初旬現在、東京の街はマスク姿の人々が目立ち、当たり前だったラッシュアワーの満員電車にも隙間ができています。デパートは営業時間を短縮し、繁華街も明らかに人出が少なくなっています。そして、テレビは発症者数をリアルタイムで伝え、その影響が各産業分野に及んでいる様子は、これまでの私の体験をはるかに超えたものです。

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訪問看護ステーションの経営戦略(26)

訪問看護ステーションの管理者が地域のニーズを的確に捉えて健全

な経営を行い、その理念を実現するために行うべきことを、公認会

計士・税理士・看護師の資格を持つ筆者が解説します。

居宅介護支援事業所の併設

渡邉 尚之

 

訪問看護ステーションの経営者の中には、自ステーションになんらかの関連事業所の併設を検討したことのある人もいるでしょう。例えば居宅介護支援事業所や訪問介護事業所、看護小規模多機能型居宅介護事業所などです。

そこで今回は、訪問看護ステーションが居宅介護支援事業所を併設した場合のメリットやデメリット、採算性などについて考えます。同事業所の開設を検討しているステーションはもちろん、すでに併設しているステーションにも、採算性などを再検討する機会となれば幸いです。

 

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本人・家族とのかかわりの悩みはこれですっきり!(12)

「渡辺式家族アセスメント/支援モデル」をベースとした による
分析やアプローチ方法、カンファレンスの進め方について解説します。

 

 

支援者にとっての
人間関係見える化シートの効用

渡辺 裕子

 

 

 

はじめに

 

4月から開始したこの連載も、早いもので12回目となりました。1回目から6回目までは、人間関係見える化シートの根底にある概念を事例を基に解説しました。7回目には、それらの考え方を根底に据えた人間関係見える化シートをご紹介し、8回目以降は4つの事例について事例検討会での検討結果をお伝えしました。

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訪問看護ステーションの経営戦略(25)

訪問看護ステーションの管理者が地域のニーズを的確に捉えて健全

な経営を行い、その理念を実現するために行うべきことを、公認会

計士・税理士・看護師の資格を持つ筆者が解説します。

定期昇給について考えよう

渡邉 尚之

 

法人経営と定期昇給

 

皆さんの訪問看護ステーションには定期昇給はありますか? 定期昇給とは毎年一定の時期に、年齢や勤続年数等の個人の属性に応じて賃金(主に基本給)を上げる制度です。例えば4月にスタッフの勤続年数等に応じて基本給を昇給させることなどです。

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地域ケアの今(53)

福祉現場をよく知る鳥海房枝さんと、在宅現場をよく知る上野まりさんのお二人が毎月交代で日々の思いを語り、地域での看護のあり方を考えます。

 

前例にとらわれずに知恵を絞るべき時代

 

文:鳥海房枝

 

書類作成に忙殺される職員

 

先日、なにげなく見ていたテレビ番組で子どものいじめ問題が取り上げられ、識者や文化人(?)がさまざまなコメントを出し合う場面がありました。そこで、教師経験のある教育評論家が「教師が子どもと直接接する時間が大幅に減っている」と言い、その理由として、今の教師は必要書類の作成に時間が割かれ、大変忙しくなっているとのことでした。どこかで聞いた話に似ていると思いながら、第三者評価で訪れた保育所での保育士の姿や、高齢者ケア施設で働く介護職の置かれている状況に結びつけて考えてみました。

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