人生の終焉を迎える人にどう語りかけるか

「人生の終焉を迎える人」(自分で死を意識するようになった時期から亡くなるまでの期間に生きる患者・利用者)にナースはどのような声かけをすればよいのか……
さまざまな現場から報告します。

 

vol.9

1人ひとりの患者さんに真摯に向き合い、
そのとき看護師としてできることを行う

 

 

小川 千夏

群馬大学医学部附属病院

 

コメント
内田 陽子
群馬大学大学院保健学研究科 教授

 

新人看護師の小川さんが1年目を振り返って、かかわり方に悩んだ3つの事例を紹介します。小川さんはそれぞれの事例において、うまくいったこと、うまくいかなかったことを明らかにし、どのような対応がよかったのか、どう声かけすべきだったのかなどについて深く省察しています。

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【編集部オススメBOOKs】vol.37 地域で病いとともに生きる人を支えるために

               

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近代ホスピス運動の創始者 シシリー・ソンダースの生涯

がん末期患者が激しい痛みに苛まれることなく、最期のときまで人間らしく穏やかに過ごせるための休憩所をつくりたいと願い、セント・クリストファー・ホスピスを設立したシシリー・ソンダースの幼年期から晩年までを綴った1984年版書籍に、亡くなるまでの約20年の記述を追加した『シシリー・ソンダース 増補新装版』が好評発売中です。

 

強い意志と、死にゆく人へのあつい思いやり、そして天性のリーダーシップを持つ類まれな1人の女性の生涯の一部を紹介します。

 

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【今月のオススメ書籍】 患者さんの痛みを和らげ心身のQOLの向上を目指す―緩和医療関連本

「緩和ケア対策」というと日本ではこれまでほぼ“がん”のみでしたが、ここ数年で行政は“がん”以外の疾患にも拡げる方向性を打ち出しました。「緩和ケア」=“がん”疾患患者とその家族のもの、ではなく、これからは生命に関わるすべての疾患に適用されるようになっていくでしょう。

今月のオススメ書籍は緩和医療関連本です。

 

「今月のオススメ書籍」

 

と言いながら、ここでご紹介しているのはがん看護関連のものばかりです…。

 

そこでご案内です。

弊社の雑誌『コミュニティケア』6月号(6月1日発行)では、在宅におけるCOPD、脳卒中、心不全、腎不全、認知症など非がん疾患の緩和ケアを特集します。こちらも併せてご覧ください。

さまざまな生活の場での看取りに学ぶ「最期までその人らしく生ききる」ことを支援する看護ケア

宮崎 和加子(みやざき・わかこ)さん
前・一般社団法人全国訪問看護事業協会事務局長
1977年、東京大学医学部附属看護学校卒業。
健和会柳原病院にて訪問看護に従事した後、1992年に東京都指定第1号となる北千住訪問看護ステーションを開設、
同所長に就任。
その後、健和会訪問看護ステーション統括所長、グループホーム福さん家ホーム長、社会福祉法人すこやか福祉会理事、
健和会看護介護政策研究所所長、
社団法人全国訪問看護事業協会事務局次長、
一般社団法人全国訪問看護事業協会事務局長を歴任。

 

在宅・施設での看取りのケア本人・家族が満足できる看取りとは―?「生活の場」での看取りケアの実践書『在宅・施設での看取りのケア―自宅、看多機、ホームホスピス、グループホーム、特養で最期まで本人・家族を支えるために』の著者の1人で、日本の訪問看護の第一人者である宮崎和加子さんに、看取りのケアにおいて大切なことや本書の活用方法についてうかがいました。

 

 

 

 

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