【Book Selection】訪問看護師オススメ書籍

当社おすすめ書籍を、新刊・既刊・古典織り交ぜてご紹介!!

 

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【Book Selection】気になる話題を掘り下げるシリーズ書籍をご紹介 その①

当社おすすめ書籍を、新刊・既刊・古典織り交ぜてご紹介!!

 

 

皆さんの“気になる話題”ではありませんか?

 

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【Book Selection】Nursing Today ブックレット

当社おすすめ書籍を、新刊・既刊・古典織り交ぜてご紹介!!

 

看護や医療をめぐる最新かつ重要な話題をワンテーマで簡潔に発信していく新しい媒体です。

 

 

薄くて手にとりやすく、面白いと評判のシリーズです。

 

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SPECIAL BOOK GUIDE 子どもを虐待から護る Child Abuse & Neglect Nursing Todayブックレット03刊行!

■子どもを護り、子育てを支えるために、看護・医療職にできることは何か

子どもの虐待に関する痛ましい事件が各地で相次ぎ、その背景には少子化の進展や家族形態の変化、地域とのつながりの希薄化など、出産や子育てをめぐるさまざまな課題が横たわっています。
そのような現状から、本書は虐待予防における母子保健活動を中心に、長年保健師として実践・研究に取り組んできた上野昌江氏(関西医科大学看護学部教授)が自身を含む看護・医療職5名の寄稿を編集したもので、妊娠期・出産期・子育て期と切れ目なく、関係職種が連携・協働する支援のあり方や最前線の取り組みがまとめられています。

 

■子ども虐待予防で看護職が果たすべき役割とは?

厚生労働省の報告結果から、子どもの虐待による死亡事例(心中を除く)をみると、3歳未満児が全体の約7割を占め、そのうち約4割が0歳児と最も多くなっています。この年齢の子どもたちは定期健診や予防接種などで医療機関や保健機関の看護職が何らかの形で出会っています。この事実は非常に大きく、つまりそこで何らかのサインに気づくことができていれば、虐待リスクを早期に発見できる可能性があるという意味で、看護職の役割の重要性が本書全体を通して改めて強調されています。
医療機関における看護師の役割や、助産師と臨床心理士の連携によるメンタルケアなど母親を中心とした「ペアレンティング・サポート」の取り組み、また地域ぐるみで子育て中の親と子どもたちを支える行政保健師の事例など、さまざまな場面における看護職の活動を取り上げています。

 

■精神科医の立場から子ども虐待の本質に迫る

ネグレクトについて、親の責任とすることに異を唱え、支援の手を差しのべない地域社会こそがネグレクトの本質であるとし、虐待の世代間連鎖についても「被虐待歴が虐待を引きおこす」のではなく、「被虐待歴のある人に周囲の地域社会が必要な支援を怠ったときに引きおこされる」と指摘します。
虐待とは「虐待する親」の問題ではなく、親と子どもを孤立へと追い込む「地域社会」の問題へと認識を転換することや、「親になる」ためには「親と子どもが地域社会の一員として支えられていくこと」が求められ、そのための地域社会づくりと地域保健活動の実践の重要性を力説しています。

 

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Nursing Todayブックレット・03
子どもを虐待から護る
Child Abuse & Neglect 

 

 

 

上野昌江 編集
●A5判 64ページ
●定価(本体750円+税)
ISBN 978-4-8180-2215-7

 

 

内容

●子ども虐待予防における看護職の支援──上野昌江
●医療機関における子どもの虐待予防・対応〈看護師〉
──山本光映
●母親を中心とした「ペアレンティング・サポート」〈助産師〉 ──相川祐里
●子どもを護り、子育てを支える仲間づくり・地域づくり
〈保健師〉──廣末ゆか
●子どもの虐待とネグレクトの本質を知る〈精神科医〉
──鷲山拓男

SPECIAL BOOK GUIDE 無痛分娩と日本人── Painless Childbirth Nursing Todayブックレット02刊行!

■無痛分娩の現場から見えてくるもの

看護やケアをめぐるさまざまな課題を取り上げ、読者の皆様とともに考える新シリーズ〈Nursing Todayブックレット〉。本書はその第2弾です。
日本でも確実に増えつつある無痛分娩。一方で、「出産に伴う痛み」を回避することへの忌避感や、いわゆる「自然な出産」をよしとする価値観も、根強く存在するようです。この無痛分娩という医療行為に向けられるまなざしは、出産や女性、女性の身体に対する日本人の考え方や文化を映し出しているといってもよいかもしれません。
本書では、臨床助産師を経て、無痛分娩の研究に取り組む著者・田辺けい子氏(神奈川県立保健福祉大学准教授)が、その実践および研究の成果をもとに、無痛分娩の現場を描き出すことで、そうした考え方や文化を読み解き、これからの医療やケア、さらには、家族のあり方などを考察します。

 

■言説の背景を読み解く

本書は、3つの章から構成されています。
「日本における無痛分娩の歴史と現状」では、医療事情のみならず、社会運動や文学といった側面からも、明治期以降の各種資料を基に探ります。
続く「さまざまな立場にある当事者の言説」では、著者が医療人類学の手法により約20年にわたって継続している調査で得られた「生の声」を紹介し、それら言説の背景を読み解きます。無痛分娩、いわゆる自然出産、さらには自宅出産といった、さまざまな方法を選んだ女性たち。そして、産科医、麻酔科医、助産師といった、それにかかわる医療職。それぞれの抱く思い、主張、信念、事情とは? 数々の語りを通して、たとえば、医療職同士であっても、捉え方に違いがあることが垣間見えます。
そして最終章「無痛分娩―助産師はいかにかかわるべきか」では、自身も助産師である著者が、無痛分娩における「助産」のあり方―その専門性は発揮されているのか/しうるのか―を考察し、6つのロジックを提案します。
本文の合間には、4つのコラムも収載。コンパクトサイズながら、多くの要素が凝縮されています。医療がご専門でない方にもおすすめしたい1冊です。

 

社会・集団における疾病観念や治療行為を分析・考察する学問分野。

 

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Nursing Todayブックレット・02
無痛分娩と日本人
Painless Childbirth  

 

 

 

 

田辺けい子 執筆
●A5判 64ページ
●定価(本体750円+税)
ISBN 978-4-8180-2212-6

 

内容

●日本における無痛分娩の歴史と現状
●さまざまな立場にある当事者の言説
●無痛分娩――助産師はいかにかかわるべきか
○コラム(医学と宗教の抵抗/無痛分娩における産婦の新たな主体性の立ち上がり/無痛分娩看護マニュアル/パルトグラムの活用)
※2019年10月26日付け「読売新聞」夕刊「医療と健康のページ」で紹介されました。