プロセス改善による生産性向上 NKリーン生産方式の活用①
兄井 利昌 ● あにい としまさ
株式会社日本経営業務プロセス改善部 部長
リーンコンサルティング認定ゴールド資格保有
[略歴]
東京組織人事コンサルティング部門責任者およびリーンチーム責任者を務める。コンサルタントの解決策提供スタンスではなく、「現場職員が問題を発見し、解決するスタンス」をメインとする。約20年の医療機関へのコンサルティング経歴があり、コンサルティング実績は延べ100件以上。総務省公営企業アドバイザー(医療機関対象:医師の働き方改革、業務改善・効率化、人事制度構築等)も務めた。
筆者は、リーン生産方式という手法を医療現場に適した形で導入し、改善を行っているコンサルタントです。本稿では、この生産方式の概要を説明した上で、看護現場でよく見られる無駄と、その原因・対策を解説します。