精神科病院で働きながら、文筆活動を行う宮子あずささん。最近気になること、疑問に思うことなどを書きつづります
(34)排便コントロールは看護のキモ
抗コリン作用に注意
「口がかわくし、便秘をするから、薬は嫌」。精神科で働いていると、よく言われる言葉です。精神科で処方される薬の中には抗コリン作用を持つものがあり、これによって、口渇、便秘、手の震えなどさまざまな副作用が生じます。
精神科病院で働きながら、文筆活動を行う宮子あずささん。最近気になること、疑問に思うことなどを書きつづります
(34)排便コントロールは看護のキモ
「口がかわくし、便秘をするから、薬は嫌」。精神科で働いていると、よく言われる言葉です。精神科で処方される薬の中には抗コリン作用を持つものがあり、これによって、口渇、便秘、手の震えなどさまざまな副作用が生じます。
困難の連続の中にも
キラリと光る幸せがある
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安藤 和津[エッセイスト・コメンテーター]
1948年、東京都生まれ。上智大学卒業後、イギリスへ2年間留学。NHKやCNNのキャスターを務めた後、TV・ラジオなど多数の番組に出演。現在は、教育問題・自身の介護経験・「食」などをテーマにした講演会やトークショー、情報番組のコメンテーターなど多岐にわたり活動中。著書に絵本『月うさぎ』(あすなろ書房)、『“介護後”うつ「透明な箱」脱出までの13年間』(光文社)等多数。近著の『“介護後”うつ 「透明な箱」脱出までの13年間』は台湾でも出版された。
まさに光陰矢の如しである。今年の春、私は75歳を迎え「後期高齢者」となった。人生あとどれだけ残りがあるのかは、神のみぞ知るところだが、われながらよくぞ生き延びてきたものだと感慨深い。
訪問看護ステーションや高齢者ケア施設で生じやすい
人事労務に関するトラブルと対応策、
またトラブルの防止策について解説いただきます。
[Q&A]求職者について、
その働きぶりを前の勤務先に問い合わせてもいい?
中山 伸雄
なかやま のぶお
社会保険労務士法人Nice-One 代表 / 社会保険労務士
事業者が採用時に最も強く願うのは「採用の失敗をしたくない」ということでしょう。中途採用の場合、もし求職者の働きぶりについての情報や評価を前の勤務先に聞いてから判断できたら、事業者側にとってはどれほどありがたいでしょうか。しかしその一方で、前の勤務先の主観的な評価で次の就職のチャンスを阻害されてしまうことは、求職者にとっては大きな問題となります。
今回は、以前の中途採用での失敗から、求職者の働きぶりについて前の勤務先に聞くことはできるかという相談事例を基に、法的な視点や注意点、その他の対応策についてご紹介します。
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笠井 信輔[アナウンサー]
東京都出身。早稲田大学卒業後、フジテレビのアナウンサーを33年、情報番組「とくダネ!」を20年間担当。2019年10月フリーランスとなり、その2カ月後に血液がんである悪性リンパ種と判明。4カ月半の入院、抗がん剤治療の結果「完全寛解」となる。ブログは15万人、インスタグラムは20万人の
フォロワーを持つ。2021年に「#病室WiFi協議会」を立ち上げ、「病室にWi-Fiを!」運動をけん引している。
著書に闘病エッセイ「生きる力 引き算の縁と足し算の縁」(KADOKAWA)。今年8月に新刊本「がんがつなぐ足し算の縁」(中日新聞社)刊行予定。
「コロナ」と書いて「コドク」と読む。
私が血液がんの悪性リンパ腫と診断されたのは2019年12月。新型コロナウイルスが日本に上陸する直前でした。ステージ4、遺伝子異常があり脳に転移しやすく、予後の悪いがん。局アナからフリーアナに転身してわずか2カ月での宣告に、絶望とともに死を覚悟しました。
大学教授から転身し「らふえる訪問看護ステーション」を開設。10年を経た今、訪問看護の未来を見すえて管理者としての思い・考えを語っていただきます。
❾
自由な発想でステーションを経営
林 啓子
株式会社らふえる 代表取締役
らふえる訪問看護ステーション 管理者
一般社団法人茨城県訪問看護事業協議会 会長
そもそも「寄り添う」とはどういうこと?
看護では「患者に寄り添う」という言葉をよく聞きます。具体的に「寄り添う」とはどういうことなのでしょう?
在宅療養で訪問看護を利用している患者や家族は、入院中の患者に比べ要求をはっきり伝えることが多いように感じられますが、その要求をすべて受け入れることが「寄り添う」ことなのでしょうか?