【看取り付き添いボランティア 入門セミナーは実践的対話型】
ドイツのボランティアコーディネーター
――モニカ・ミュラー・ヘアマンさん
写真1 デスクで電話をとるモニカさん
写真2
フランクフルトにある市民研究所のユニークな建物。
ビジネス街の中の、緑豊かな公園の一画にある
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文と写真・村上 紀美子(医療ジャーナリスト)
90歳近い高齢者3人組の「別居通い介護」まっただ中。
訪問看護・介護、訪問診療の助けを得て、
本人意思を大事にしたい=振り回され右往左往です。
毎日新聞日曜版で、4週ごとに
コラム『老いとつきあう』楽しく書いています。
ご感想は mkimiko@mbf.nifty.com まで。
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できれば自宅で最期まで過ごしたい……。こう願う人を支える「看取り付き添いボランティア」がドイツ・デンマーク・英国・オランダ・米国などで活動しています。日本でもこれから必要になりそうです。フランクフルトの看取り付き添いボランティアのコーディネーター、モニカ・ミュラー・ヘアマンさんに聞きました。
(通訳は内田元子さん)
海外で在宅ケアを取材するとき、私はいつも“看取り付き添いボランティア”のことを聞いています。フランクフルトにある「ディアコニー・ソーシャルステーション」*1では、ダニエラ・ホッフラー・グライナー所長が「フランクフルトにもありますよ。友人なので紹介しましょう」と、すぐ電話をかけてくれました。 続きを読む…