『病院で働く みんなの医療安全』をご執筆いただいた、メディカルリスクマネジメント室(MRM室)の皆さんに、本書のおすすめポイントについて伺いました。
医療専門職、看護補助者、事務スタッフ…誰もが使える 『病院で働く みんなの医療安全』を刊行!
『看護のなかの出会い』の著者、菊地多嘉子先生のご紹介
自分の道に徹することの大切さ
私がどうして医者になったのか、その後なぜ信仰と教育の道を歩むことになったのか、簡単にお話ししたいと思います。
10歳の時の決心
一番最初のきっかけは、10歳の頃にさかのぼります。今も覚えておりますが、10歳の時、遠い親戚の方の所に何かを持って行くように言われて、家を出ました。一度行ったことのある道だったのですけれども、いつのまにか迷いこんで、あまり見たことのない──昔は長屋という家があったんですね。何軒も何軒も同じ家が。貧しい、貧しい所です──そこに入りこんでしまいました。夏のことでしたので、家の中がまるみえでした。
すると、ある家に、蚊帳をつって、中で寝ていた病人がいたのです。私は生れてはじめてそういう所に入って、ちょっと怖くなりかけていたときでしたけれど、蚊帳の中に寝ている病人の姿をぼんやりと見たときに、本当に胸を打たれました。その瞬間に、私は絶対に医者になろう、貧しい人のために働こう、と決心しました。そして家に帰って、たぶん、父に話したかもしれませんが……父は喜んだと思います。小さいころから体力も十分でなかったし、病気がちだったのですが、この日の決心は絶対に変わりませんでした。そして、あらゆる困難を突破して、やっと、医学部の学生になりました。 続きを読む…
認知症高齢者の言動には理由(わけ)がある。あなたを“認知症高齢者が生きる世界”へと誘います!
認知症高齢者の言葉や行動に寄り添い、彼らが“体験している世界”へと近づくことで、何を感じ、どのように行動しているかを理解しようと試みたのが、
新刊『認知症高齢者の世界』です。今回は保健師として、また特別養護老人ホーム副施設長として認知症高齢者と向き合ってこられた鳥海房枝さんに、本書を読み解いていただきました。
「追補」が出ました!(平成27年度介護報酬改定に対応) 『診療報酬・介護報酬のしくみと考え方 第2版 改定の意図を知り看護管理に活かす』 地域包括ケアの理解にも役立つ主任・師長の入門書!!
「今まで一番わかりやすい!」
「若いスタッフの教育にピッタリ!」
「地域連携室でも役立つ」
「読みやすい!」
「今さら聞けないことも学べた!」
など、本書には多くの好評をいただいています。今回、平成27年度介護報酬改定に対応した「追補」を発行しましたので、そのお知らせを兼ねて本書をご紹介しましょう。
放射線療法看護の現状と今後の課題 がん放射線療法看護認定看護師の有効活用を!
平成24(2012)年度の診療報酬改定で外来放射線治療加算がつき、平成26(2014)年度にはがん診療連携拠点病院の指定要件に「放射線治療室に専任の常勤看護師を1人以上配置すること。(中略)がん放射線療法看護認定看護師であることが望ましい」と明記されました。しかし現在、放射線治療機械を所有している施設すべてに認定看護師を配置することは、人数的に難しい状況です。新刊『頭頸部がんの化学放射線療法』の編者の1人、がん放射線療法看護認定看護師の大田史江さんに、放射線療法看護の現状と課題についてお聞きしました。