訪問看護ステーションや高齢者ケア施設で
生じやすい人事労務に関するトラブルと対応策、
またトラブルの防止策について解説いただきます。
スタッフがメンタルヘルス不調になった際の対応④
試し出勤制度と職場復帰の際の対応方法
中山 伸雄
なかやま のぶお
社会保険労務士法人Nice-One 代表 / 社会保険労務士
前回は、休職中のスタッフへの対応や、職場復帰(復職)時の判断、交わしておくべき書面等について解説しました。今回は、職場復帰の判断が難しい場合の「試し出勤制度」や復職する際の対応方法について紹介します。
各分野のスペシャリストによる看護実践の過程から、困難事例への視点や日々の実践に役立つケア・コミュニケーションのポイント、スキルを学びます。
⑮摂食嚥下
包括的視点での食支援により
重度嚥下障害のある人の食べる幸せを守る
今月のスペシャリスト:竹市 美加
日本人の平均寿命は男性81.64歳・女性87.74歳1)となり、超高齢社会が一段と進展しました。それに伴い、疾患だけでなく、加齢などのさまざまな影響により複雑な摂食嚥下障害を呈する人が多く見られるようになりました。また、DPC(診断群分類包括評価)の導入により入院期間が短縮したことで、摂食嚥下機能が十分に回復しない状態で食物形態も絶飲食やペースト食(嚥下調整食分類20132)コード2)のまま退院し、以降も適切な評価やケアを受けることなく在宅で療養生活を送る人が増えています。
「苦手意識の強い経営の話がわかりやすく解説されている!」「すべてが語られているのにコンパクトにまとまっていて、学びやすかった!」「ケーススタディが特によかった!」など、初版刊行(2009年)以来、好評が寄せられている本書。改訂の都度、内容の充実をはかり、このたび「第3版」を刊行しました。本書の特徴と第3版の主なポイントをご紹介します。