書評『がん研が作った がんが分かる本』(公益財団法人がん研究会 監修/ロハスメディア 編集・ロハスメディア)

評者:長谷川 久巳
(国家公務員共済組合連合会虎の門病院 管理看護師長/がん看護専門看護師)

 

がん患者さんやご家族が「素人ですから」と言うことは多い。この言葉の意味は、がんという病の脅威に対する怒りや諦め、否定あるいは医療者とよい関係を築きたいという表れだったりと、さまざまなように思う。いずれにしても、患者-医療者間の情報の質と量の差は決して埋められないし、たとえ、がん医療のプロであっても当事者となれば“素人”になるものである。そのような前提の上で、あえて本書は“患者さんにも勉強してほしい”と苦言を呈している。これを、「がんという病の脅威に逃げることなく、また情報に翻弄されず、がんや医療機関、医療者とうまく付き合い、患者さんが主役となって歩んでほしい」というメッセージに違いないと本書を読み進める中で感じ取った。 続きを読む…

『看護学基礎テキスト第4巻 看護の機能と方法』解説インタビュー(動画)

『看護学基礎テキスト』(シリーズ全4巻)の第4巻の編者、小山眞理子先生にインタビューを行いました。本テキストの特徴や使い方についてご本人からご紹介いただいております。

○全編(約3分)

 


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『看護学基礎テキスト第2巻 看護の対象』解説インタビュー(動画)

『看護学基礎テキスト』(シリーズ全4巻)の第2巻の編者、小山眞理子先生にインタビューを行いました。本テキストの特徴や使い方についてご本人からご紹介いただいております。

○全編(約3分)



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『看護学基礎テキスト第1巻 看護学の概念と理論的基盤』解説インタビュー(動画)

『看護学基礎テキスト』(シリーズ全4巻)の第1巻の編者、野嶋佐由美先生にインタビューを行いました。本テキストの特徴についてご本人からご紹介していただいております。
 
○全編(約1分)


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書評『モース&フィールドの看護研究 質的研究を実際に始めるためのガイド』

評者:濱田 真由美(日本赤十字看護大学大学院博士課程)

 

看護独自の質的研究に関するテキストとなることを目指した本書では、本文中に引用されている研究が看護領域のものであり、看護の世界に身を置く読者にとっては研究課題と研究方法とのつながりがイメージしやすい。さらに、日本語版には1章と2章に「フォローアップ・ノート」が設けられ、訳者らによる解説によって読者の理解が深まるよう、工夫されている点も嬉しい。

 

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