「臨床ナースが仕事の場で
学ぶ、教える、ということ」
なかはら・じゅん
東京大学総合教育研究センター准教授。北海道旭川市生まれ。東京大学教育学部、大阪大学大学院人間科学研究科を経て、文部科学省メディア教育開発センター助手、米国・マサチューセッツ工科大学客員研究員、2006年より現職。専門は経営学習論(Management Learning)「大人の学びを科学する」をテーマに、企業・組織における人々の学習・コミュニケーション・リーダーシップについて研究している。
よしだ・すみえ
東京女子医科大学看護学部看護職生涯発達学准教授 同大看護職キャリア開発支援センター兼務。北海道江別市生まれ。千葉大学看護学部看護学科卒業。臨床経験は病棟・外来で10年、教育経験は兼務含め20年。働きながら千葉大学大学院にて看護修士、東京女子医科大学大学院にて博士(看護学)を取得。2011年より現職。病院で働くキャリア中期の看護師が、臨床の「知」を発見するためのサポート活動と、その活動がもたらす一人ひとりのキャリア発達への影響について研究している。
中原 淳
吉田 澄恵
写真・坂元 永
●「働く大人の学び」を研究されている中原さんと、看護職生涯発達学を専門にされている吉田さんに「仕事の場で学ぶことや教えることの意義・面白さ」について語り合っていただきました。本編は「ナーシング・トゥデイ」2013年4月号に収録されています。
●誌面では、企業や学校などで働く中堅社員や教員が、どのようにマネジャーとしての意識やスキルを磨いていくのかを中原先生に伺いながら、管理者だけでなく専門性の追求やジェネラリストとしての生き方といった選択肢、そして学歴や地域で生じる格差など、看護の現場で中堅職員が直面するキャリア上の複雑性・困難性を浮き彫りにしていきました。
●そんななかで、働きながらいかに学び、また教えるか。ここでは、職場内外でのさまざまな「場づくり」に関わっていくことにまつわる、いくつかの話題をご紹介します。
日本看護協会出版会
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