N.Focus 看護職のセルフ・コンパッションを育む

 

看護職のセルフ・コンパッションを育む

 

秋山 美紀

 

患者に対する献身、そして自己犠牲が美徳とされてきた看護職に対して、セルフケアは罪悪ではなく、むしろ専門職として大切なことです。セルフ・コンパッションを持つことを自分に許し、看護という仕事を通して、幸せな人生を歩んでほしいと、願っています。

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【Book Selection】新刊書籍のご紹介

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コンサルテーションを看護に活かす

新連載(1)

コンサルテーションとは

 

野末 聖香

 

 

医療が高度化し、人々の価値観が多様化している現代において、1人ひとりの患者に沿った看護を実践するには、さまざまな専門性を持つ看護職間で、また多職種間で連携し、異分野の知識や技も柔軟に取り入れながら、個別的で統合的な支援を提供することが求められます。その実現のためには、連携し、協働する力を身につけることが必須であり、連携・協働の形の1つが、本連載で紹介する「コンサルテーション」です。
これから3回にわたり、看護においてコンサルテーションがなぜ有用なのか、その定義、目的、方法、留意点などについて、事例を交えながら述べていきます。

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宮子あずさの気まぐれコラム

精神科病院で働きながら、文筆活動を行う宮子あずささん。最近気になること、疑問に思うことなどを書きつづります

 

(38)豊胸手術の問題

 

 

母はヒトアジュバント病だった

 

昔、一緒に働いていた呼吸器内科の医師から、こんな話を聞きました。

 

「間質性肺炎の女性の中には、豊胸手術をしていた患者がけっこういるんですよ。特別な仕事の人じゃない、普通の主婦も多くて、驚きました」

 

名づけてヒトアジュバント病。大まかな定義は、「通常美容目的に使用されたパラフィンやシリコンなどの異物が体内に長期存在することにより膠原病類似の病態を呈する疾患」。検索すると研究論文も多数見つかります。

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地域で活躍する薬剤師が解説! おくすりガイド

多くの在宅療養者が服用している治療薬を中心に、副作用とその兆候、保管・管理方法、効果時間・代謝、注意点などを、事例を交えながら解説します。

 

 

 

 

(10)

 

保湿剤の使い方:林田 諭

 

 

前回(2023年12月号)は「高齢者における不眠症と睡眠導入剤の適正使用」について解説しました。今回は「保湿剤の使い方」をテーマに解説します。

 

保湿剤の特徴

 

保湿剤は作用機序から大きく2つに分類できます。皮膚の表面を覆って水分の蒸発を防ぎ、皮膚に柔軟性や滑らかさを与える「エモリエント」と、皮膚に浸透して水分を保持する「モイスチャライザー」で、一般的に保湿効果はエモリエントのほうが高いとされています。

 

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