生きるということ

「生と死」を
思わざるを得なかった日々

●●●

鳥越俊太郎[ニュースの職人]

 

1940年生まれ。福岡県吉井町(現・うきは市)出身。京都大学文学部卒業後、毎日新聞社に入社。新潟支局、大阪社会部、東京社会部、「サンデー毎日」編集部に所属し、外信部(テヘラン特派員)を経て1988年4月より「サンデー毎日」編集長。1989年に退職して以降、テレビ朝日系列「ザ・スクープ」「サンデージャングル」でキャスターを務めるなど、テレビメディアに活動の場を移した。現在もさまざまなメディアで「ニュースの職人」として活躍中。著書に『人間力の磨き方』(講談社新書)『食べてよく寝て鍛えなさい』(内外出版社)など多数。

 

先日私の友人が脊柱管狭窄症で手術を受けた。全身麻酔が初めてで、不安だという。そこで私は言ってやった。

 

「麻酔学はものすごく進んでいるんだって。あんまり心配しなくていいんじゃない?」

 

こういう時には自分の体験を話すに限る。

 

私は全身麻酔の手術を10回受けている。

①難聴解消のための内耳の手術

②大腸がん摘出手術

③左肺への転移摘出手術

④右肺への転移同

⑤肝臓への転移同

⑥胃のGIST摘出手術

⑦脊柱管狭窄症手術

⑧同上

⑨同上

⑩同上

 

ちょっと見ただけでも難解そうな手術。

続きを読む…


基礎から学ぶ! 事例でわかる! 訪問看護ステーションの事業承継

経営者の高齢化等により注目されている事業承継。成功させるにはいくつかのポイントがあります。本連載では、事業承継とは何か、事業承継の流れ・留意点などの基礎知識を解説し、実際の支援事例を紹介します。

 

 

 

マクロ視点から見る訪問看護の事業承継2

 

坪田 康佑

つぼた こうすけ

一般社団法人訪問看護支援協会

 

 

前回は、訪問看護ステーションの開設主体(法人)で最も多い営利法人について、経済産業省中小企業庁のデータなどを用いながら事業承継の課題、さらに訪問看護ステーションの大規模化の流れを紹介しました。

 

厚生労働省の「令和3年介護サービス施設・事業所調査結果の概要」によると、訪問看護ステーションの開設主体は、営利法人(会社)が59.2%、医療法人21.9%、社団・財団法人6.7%、社会福祉法人(社会福祉協議会を含む)5.7%となっています(図表)1)。今回は、営利法人を除いた上位にある医療法人と社会福祉法人*1事業承継、また、廃止・休止の実態とその影響について解説します。

 

続きを読む…


【SPECIAL BOOK GUIDE】AI時代、人間にしか果たせない「新たな価値創造」『DXとポートフォリオで未来教育』が刊行

DX(デジタルトランスフォーメーション)★1により社会が大きく変わろうとする今、教育においても根本的な変革が始まっています。鈴木敏恵さん(未来教育デザイナー・一級建築士)による新刊『DXとポートフォリオで未来教育—対話でかなえる学びとキャリアのデザイン』は、DXで教育や人材育成、キャリア支援はどう変わるのか、その実現のプロセス、デジタル空間をステージに、ポートフォリオで躍動的に主体性や創造性を高める手法を解説します。

続きを読む…


【Book Selection】看護管理学習テキスト 第3版のご紹介


続きを読む…


聖路加健康ナビスポット「るかなび」でミニ健康講座を体験してきました!

新年度がはじまり、早1カ月。職場や住まいなど、環境が変わって疲れを感じている方も多いのではないでしょうか。

 

かくいう私(編集部員K)もその一人。なんだか体が重くて(単なる食べ過ぎ?)すっきりしない気分が続いています。そんな折、東京・築地にある「聖路加健康ナビスポット:るかなび」で、一般向けに「ミニ健康講座」が開かれるとの情報が。「これはよさそうかも」と思って受講してきました!

 

「聖路加健康ナビスポット:るかなび」(以下、「るかなび」)は、地域住民が気軽に立ち寄り、健康や体のこと、病気のことなどに関する情報が得られる、“健康情報”のサービススポット。壁一面の本棚に、医療、看護、社会福祉、心理学などの専門書から闘病記や一般書まで、たくさんの書籍が並んでおり、隣のカフェ「タリーズ」でコーヒーを飲みながらゆっくりと読むことができます。

 

また、健康に関する疑問や不安について、専門職に相談でき、この「健康相談」では看護職が対面で、疑問や不安の解決策、対処法を一緒に考えてくれます。そのほか、体成分分析や骨密度、握力などの「健康チェック」、毎月数回さまざまなテーマを取り上げる「ミニ健康講座」などを行っています。

続きを読む…