医療安全トピックス vol.157

VOL.157

安達 久美子

一般財団法人日本助産評価機構 前 理事

 

周産期医療の安全性確保のための
日本助産評価機構の取り組みと各種ガイドラインについて

 

日本助産評価機構は、助産実践および教育の第三者評価に関する事業を行い、母子の保健・福祉の向上に寄与することを目的に活動しています。今号では、周産期における医療安全の取り組みを紹介します。

 

●日本助産評価機構(JIME)とは

一般財団法人日本助産評価機構(以下:JIME)は、2007年、公益社団法人日本看護協会、公益社団法人日本助産師会、一般社団法人日本助産学会、公益社団法人全国助産師教育協議会という4つの助産関連団体によって特定非営利活動法人として設立されたことに始まります。「母子を中心とした一般市民を対象として、助産実践及び教育の第三者評価に関する事業を行うことで、助産実践及び教育の質の向上と利用者の選択の利便を支援すること、その成果を助産教育機関・実践助産師・一般市民に情報開示し、社会における助産サービスの質の向上に貢献し、これらを通じて、母子の保健・福祉の向上に寄与する」ことを目的に活動しています。

 

●周産期の医療安全に資するJIMEの取り組み

1. 認証制度

 

JIMEでは、助産師の助産実践能力が一定の水準(助産実践能力習熟段階★1レベルⅢ)に達していることを評価し認証する「CLoCMiPレベルⅢ認証制度」、助産所の助産実践活動等の質の保証のための「助産所認証」を行っています。

 

続きは本誌で(看護2023年12月号)