生きるということ

好きなことを
続けられることに感謝して

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ずん
飯尾和樹(左)・やす(右)[タレント]

 

お笑い芸人。浅井企画に所属し、2000年に「ずん」を結成。ボケ担当の飯尾は「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ)や「飯尾和樹のずん喫茶」(BSテレ東)など、多数のバラエティ番組に出演するほか、「ZIP!」(日本テレビ)では、水曜パーソナリティーを務めている。ツッコミ担当のやすは、コンビでの仕事のほか、地方局でレギュラーのロケコーナー(宮崎放送「わけもん!!『郵便番号の旅』」、テレビ信州「ゆうがたGet!『ずんマンモウ』」)を持つ。飯尾・やすともに、ドラマや映画へと活躍の場を広げている。

 

Q コンビ名「ずん」の由来を教えてください

 

飯尾:おっさん2人がコンビを組んだのは2000年で、僕が31歳のころでした。僕もやすも別の相方とコンビを組んでいたのですが、いろいろあって解散し、浅井企画の在庫品として残っていました。当時、まわりから「リンスとリンスが組んだ」とからかわれるほど、“泡立たない”芸風でして、どちらかがシャンプーだったら早く売れたのかもしれません。

 

やす:コンビ名を決めるとき、僕はノート2ページ分ビッシリ30個ぐらいの候補を考えていました。一方で、飯尾さんは「ずん」「パプリカ」ぐらい。当時、僕はDragon Ashさんにハマっていて、コンビ名にこのバンドのシンボルマークから「百合の紋章」や、芸能界に風穴を開けてやるんだという思いから「KAZAANA」とか「突破口」とかを候補に挙げたのですが、飯尾さんから、こうしたのもいいんだけど、リンス同士のおっさんがギラギラしてどうするんだと言われ、「ずん」というコンビ名となりました。今思えば、この肩の力を抜いた感じのコンビ名のおかげで、多くの皆さんに覚えてもらえたのかなと思っています。

 

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職員が辞めない組織をつくる!⑧

訪問看護ステーションや高齢者ケア施設の管理者が抱える課題を浮き彫りにし、どうしたら職員が辞めない組織づくりができるのかについて指南します。

 

ステーションのビジョンを
発信する

 

横山 郁子

よこやま いくこ

株式会社パーソナル・ナース 代表取締役/訪問看護塾 塾長
神奈川県訪問看護ステーション協議会 会長

 

 

 

10年後のビジョンを持つ

 

皆さんのステーションには10年後のビジョンがありますか? それが個々の職員に浸透し、行動として表れている状態になっていますか?

 

筆者はステーション運営のコンサルテーションや研修の際、管理者に「あなたのステーションには10年後のビジョンがありますか?」と質問しています。すると、約8割の人が「そんな先のことは考えていなかった」と答えます。10年後のビジョンが明確でないと、職員の中には「このままずっと同じ仕事を繰り返していくのだろうか」「ここで働いていても成長できない」と不安になり、退職を考える人も出てきます。職員にやりがいを感じながら仕事をしてもらうには、経営者や管理者がビジョンを発信することが大切です。

 

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【Book Selection】新刊書籍のご紹介

 

 

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行動変容をそっと促す ナッジを使ったアプローチ⑩

ナッジとは、人の心理特性に沿って望ましい行動をしたくなるように促す設計のこと。この連載では、3人の医療職をめざす学生がナッジを学ぶ姿を通して、看護・介護に役立つヒントを示します。

 

 

タイミング次第で行動は変わる

 

竹林 正樹

たけばやし まさき

 

青森大学 客員教授/行動経済学研究者

 

 

竹林 人はストレスがたまった状態では自暴自棄な判断をしやすく、逆に、リラックスした状態では合理的な判断ができるものです。相手の最適なタイミングを見計らって行動を促す手法が「Timelyナッジ」です。Timelyナッジを活用するためのポイントを3つ紹介します。

 

ポイントその1:行動を促すタイミング

 

竹林 金田君が社会人になったと想定します。職場の人に「健康づくりに向けた動画を作成したので見てください」と一斉メールするとしたら、A朝9時、B正午、C夕方5時のうち、いつがよいでしょうか?

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災害に強いステーションづくり(21)

訪問看護ステーションにおけるBCP(事業継続計画)の

策定、防災・減災対策のポイントを解説するとともに、

実際の事例などをとおして災害時の

対応・危機管理のあり方を示します。

 

 

 

日常的な対策で、災害に強いステーションをつくる

 

真柄 和代

まがら かずよ

 

公益財団法人筑波メディカルセンター
訪問看護ふれあい・サテライトなの花 統括管理者

 

 

「平成27年9月関東・東北豪雨」の被災経験から

 

2015(平成27)年9月9日から11日にかけて、関東・東北地方を襲った豪雨は、鬼怒川を氾濫させ、茨城県常総市の広範囲に水害をもたらしました。当時、筆者が勤務していた訪問看護ステーションの事務所も浸水し、社用車やカルテも泥水によって大きな被害を受けました(写真1)。幸い、利用者とその家族、職員は全員無事でしたが、職員が緊急退避中に浸水域に取り残され、人的な被害を受けました。水害の恐ろしさを経験し、その後、日本全国で発生する豪雨被害をテレビ等で目にするたびに、この地域のステーションは無事だろうか? 利用者は避難できたのだろうかと考えます。

 

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