写真左から、講師の加藤明子さん/松尾玲奈さん/
濱田安岐子さん/中林友美さん
2023年11月よりオンライン研修「キャリア後期の看護職人生―自分らしく幸せに生きる未来を考える」が始まりました。これは好評書籍『40代・50代から考える キャリア後期に向けた看護職人生の組み立て方 資産・生活設計・働き方』を参考に、充実した看護職人生を送るために大切なことは何かを考え、キャリアデザインを描くことをテーマとしています。
「60歳以降のライフプランに基づいた『生活資金』を考える」の講義では“キャリア後期の看護職あるある話”をもとに解説しています。
私は病棟ナース時代に、同僚が介護離職し「地元で再就職する」という話を多く聞いたのですが、新卒入職時と比べると、その後の労働条件などをよく調べていないのでは? と思うことがありました。勤務先が変わると退職金等の制度も違いますし、将来の生活にも影響しますので、リアルに想定する必要があります。また、ライフプランと必要な資金は人それぞれ違って「正解」はありませんね。そこで本研修では、ご自身の「なりたい姿」を基準にした「私のライフプラン」の立て方をお伝えします。
■ご自身の「ウェルビーイング」を高める方法をお伝えします
「キャリア後期に向けた看護職のセルフケア」の講義では、病棟に勤務する方向けの健康管理を中心に解説しています。月経困難症をはじめ、ちょっとした体調不良、更年期症状などをつい我慢してきた方も多いのではないでしょうか。ご自身の生活リズムや健康の“振り返り”を意識していただきたいと思います。
講義でも、書籍で解説したウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に良好な状態にあること、幸福)についてお伝えします。健康とは、単に「病気ではない」というだけではありませんね。ご自身がウェルビーイングであると、周りの人々のウェルビーイングにもつながります。人生や健康について、どうありたいか――「未来志向」をもって心身を大切にするために、本研修をご覧ください。
書誌情報
40代・50代から考える
キャリア後期に向けた
看護職人生の組み立て方
資産・生活設計・働き方
濱田安岐子 編
●定価2,750円
(本体2,500円+税)
●B5判/144ページ
ISBN 978-4-8180-2545-5
発行 日本看護協会出版会
(TEL:0436-23-3271)
[主な内容]
●知りたいことを見つけるためのチェックシート
●1章 キャリア後期に向けた看護職人生の組み立て方
●2章 キャリア後期のための「資産・生活設計」の考え方
●3章 キャリア後期のさまざまな活動例
・ジェネラリストの再雇用
・特別養護老人ホームへの転職
・民生委員・児童委員、傾聴ボランティア活動
・リカレント教育の受講、認知症カフェの開催
・認定看護師資格の活用
・更年期以降の女性の健康支援
・制度にない新たな事業の創造で看護の原点に回帰
・看護小規模多機能型居宅介護で地域のケアに携わり続ける
・メンタル不調の経験を活かした健康教育
・異業種へのキャリアチェンジ
●4章 キャリア後期のための備えと情報
[オンライン研修]
キャリア後期の看護職人生―自分らしく幸せに生きる未来を考える
◆主な内容・講師:
〇あなたの看護職人生をデザインするヒント
濱田安岐子(NPO 法人看護職キャリアサポート代表/国家資格キャリアコンサルタント)
〇キャリア後期に慌てないための「資産・生活設計」
1)確認しておきたい「キャリア後期を支える組織の制度・国の制度」
加藤明子(加藤看護師社労士事務所 代表/特定社会保険労務士/看護師)
2)60歳以降のライフプランに基づいた「生活資金」を考える
中林友美(フローレンス FP オフィス 代表/ファイナンシャル・プランナー/看護師)
〇事例を通して考えるキャリア後期
濱田安岐子
〇キャリア後期に向けた看護職のセルフケア
松尾玲奈(Wholwell合同会社 代表/保健師/労働衛生コンサルタント)
◆公開期間:2023年11月1日(水)~2024年2月1日(木)
◆申込締切:2024年1月10日(水)
◆開催形態:オンデマンド[約90分]
◆受講費:33,000円(税込)/1施設
11,000円(税込)/1個人
研修の詳細・お申込み方法・サンプル動画は
オンライン研修特設ページにてご確認ください。