Land Eternal-永遠の地と呼ばれる国から

文と写真:山中 郁

 

バヌアツ共和国・エピ島のラマン・ベイにて

 

東日本大震災をきっかけに10年以上住んでいた英国から日本に帰国し、早くも1年が経とうとしています。帰国直後の9月から今年の3月まで岩手県に住み、現地で震災復興事業に関わってきましたが、今年の4月から特定非営利活動法人(NPO法人)HANDSのプログラム・オフィサーに採用され、現在出張で太洋州のバヌアツ共和国に来ています。

 

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看護形態機能学視点のヘルスアセスメント「日常生活行動:トイレにいく①おしっこをする」

NT2012年10月号の連載【看護形態機能学視点のヘルスアセスメント】のテーマは、

 

〈日常生活行動〉トイレに行く①おしっこをする

 

おしっこをする」の看護形態機能学視点のヘルスアセスメントでは、従来のヘルスアセスメント・フィジカルアセスメントに以下のような視点が加わります。

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プロアクティブ・コーピング〜長期的な挑戦

NT2012年10月号の連載「楽しく読んじゃう 新★看護学事典」では、看護学事典第2で「プロアクティブ・コーピング」の解説を執筆してくださった濵田珠美先生(旭川医科大学准教授)からエッセイをおよせいただきました。

 

長期的な挑戦

「いつか、1年か2年かわからないんだけど、まあ死ぬかもしれない。その時に家族に何が残せるかなと考えた」

これは、進行非小細胞肺がんの診断を受けた50代の男性患者が、その時に考えたこととして語った言葉です。

 

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NT2012年10月号連載【プリセプターお悩み相談】紹介

NT2012年10月号連載や特集の内容・ポイントを少しずつ、このページでお伝えしていきます

 

【プリセプターお悩み相談】のお悩みは、

 

「看護は失敗が許されない仕事だといつも伝えているのに

……危機意識が低い」

 

これを解決するポイントとして

永井則子先生が挙げるのは、以下の3点。

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理論と実践の半々バランス英国の地域ケア専門家の教育 —— シティ大学ロンドン ロス・ブライア教授(その1)

文と写真・村上 紀美子(医療ジャーナリスト)

 

日本に戻って大忙し。6月は腰椎椎間板ヘルニアで内視鏡下手術。続いて兵庫県西宮市で、一戸建てに住む88歳の独居の方の在宅介護の調整に苦戦。そんな中、連載を読んだ神奈川県の読者が欧州視察に行くという知らせに大喜びです。ご感想はmkimiko@mbf.nifty.comへどうぞ。

 

 

地域で働く専門家の教育は、各国でどんなふうに行われているのでしょう? 教育は働き方にも影響しているでしょうし、日本との違いも知りたいところです。

 

地域で働く専門家の教育について、英国・シティ大学ロンドン保健科学部のロス・ブライア教授、ジャニス・クリスティさん、チャリティ・アニカさんにお話を聞きました。ブライア教授の専門は地域&プライマリケア看護です。

 

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