今、看護職が知っておくべき情報倫理
坂本 仁美
長崎県立大学看護栄養学部看護学科
講師
筆者は、情報の特性を理解した上で、安全な情報伝達を行い、より効果的な看護援助を実践するところまでが看護における情報倫理であると指摘します。本稿では、一般的な「情報倫理」との違いや看護に潜む情報リスクを解説した上で、看護職に求められる能力や意識を示します。
肌に触れるその手の優しさ、
その存在に救われる
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渡辺えり[劇作家・演出家・女優・歌手]
わたなべ・えり|山形県出身。舞台芸術学院、青俳演出部を経て、1978年から「劇団3○○」を20年間主催。劇作家、演出家、女優として、また歌手として舞台、映像、マスコミのジャンルを問わず活躍する。戯曲の他、『早すぎる自叙伝 えり子の冒険』(小学館)、『思い入れ歌謡劇場』(中央公論新社)、『渡辺えりの人生相談 荒波を乗り越える50の知恵』(毎日新聞出版)など、著作多数。現在は山形新聞で、独自の切り口で綴るコラム「渡辺えりのちょっとブレーク」も大好評連載中。
子どものころから病弱で、往診に来てくださるお医者さんや看護師さんの白衣、そしてアルコール消毒液のにおいを嗅ぐとホッとしてそれだけで具合がよくなるように感じたものだった。
そっとおなかに置く手、おでこに当てる柔らかい手、体温計を挟むために脇の下に触れる手。肌に触れるその手の優しさで、病でくすんだ心が回復していく。
各都道府県ナースセンターが病院や施設向けに実施している定着・促進事業の中で得られた「看護職に選ばれる病院・施設」になるためのポイントや、具体例を紹介します!
vol.9 山形県ナースセンターからの提案!
LINEで求人施設の魅力を発信!
LINE活用法と求人票作成のポイント
舩山 和子 山形県看護協会 ナースセンター課長
若月 裕子 山形県看護協会 会長 (兼)ナースセンター長
田瀬 裕子 山形県看護協会 常任理事
田邊 智絵 山形県看護協会 ナースセンター 課長補佐
山形県ナースセンター(以下:当センター)では、看護に関する広報、就業相談等のツールの1つとして、2020年1月よりLINE公式アカウントを導入しました。2021年に新型コロナウイルス感染症関連業務の求人が増加し、人材確保が求められた際に、幅広い年代に利用されているLINEを活用することで、迅速かつスムーズにマッチングができました。また、イベント・救護の求人の配信や週1回の「新着求人情報」の配信、LINEチャットを利用した就業相談は、求職者の就業支援だけでなく、職員の作業効率化にも役立っています。現在は、業務改善によって生まれた時間を求人施設の魅力発信と求職者への相談支援につなげています。本稿では、このようなSNS活用の効果を紹介します。
本誌好評連載「ワンポイントレッスン チームを成長させるカンファレンス」で紹介したスキル等がまとめられた『チームを成長させる 会議・カンファレンス35のスキル』が8月に刊行されました。連載・書籍の制作に先立って、弊社の「メールインフォメーション」★1のご登録者を対象にアンケートを実施したところ、院内での会議・カンファレンス運営に関するさまざまなご意見をお寄せいただきました。ここでは特に多かった「悩み」をいくつか取り上げながら、本書の内容を一部ご紹介していきます。