今月のオススメ書籍 「教育担当として、先輩として、新人ナースにかかわる人に手に取っていただきたい本」

 

(東京では)あっという間に桜が散り、早くも新緑まぶしい季節になりました。桜の咲くころに入職された新人ナースの皆さんは、まだ慣れない仕事にドキドキ、緊張の日々かもしれませんね。

 

そんな新人ナースを教える/指導する側の皆さんもまた、ジェネレーションギャップに戸惑ったり、イライラしたりすることも多いかもしれません。

そんな方にぜひ読んでいただきたい本を、弊社の単行本ラインナップの中から選りすぐって、ご紹介します。

 

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トシコとヒロミの往復書簡 第7回

本連載では、聖路加国際大学学長の井部俊子さんと、訪問看護パリアン看護部長の川越博美さんが、往復書簡をとおして病院看護と訪問看護のよりよい未来を描きます。さあ、どんな未来が見えてくるのでしょう。

 

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井部俊子さんから川越博美さんへの手紙

診療報酬改定と訪問看護の「評価」

文:井部俊子

 

 

2016年の立春も過ぎ、「春は名のみの風の寒さや」と歌う『早春賦』が思い出されます。『コミュニティケア』4月号が読者に届くころは、新人看護師が初めての職場で、“恍惚と不安”の中にいるかもしれません。

 

看護管理者は、活躍してくれた仲間の退職の申し出に「とても悲しい思い」をすると、前回の手紙に書いていましたね。私も同感です。管理者は毎年、スタッフの退職という“対象喪失”を経験して悔やみます。そして辞めていく看護師に苛立ち、退職を申し出た日から退職の日まで、ツンツンしてしまうという事態が起きることもあります。一方、スタッフからみると、それまで同志のように働いてきた上司が、手のひらを返したような冷たい対応をとることに心を痛めます。新人管理者は、対象喪失からなかなか抜け切れないでいると、抑うつ的になり意欲を失います。管理者はこのような体験を積み重ねて、自己を律して気持ちを切り替えるという修練をするのですよね。私は、そうした中にいる若い管理者には、「それでも『あなたとまた仕事をしたいと思っている』というメッセージを退職するスタッフに伝えなければならない」と言いたいと思います。決して“けんか別れ”をしてはいけないのです。

 

→続きは本誌で(コミュニティケア2016年4月号)

 


地域ケアの今⑦ 

福祉現場をよく知る鳥海房枝さんと、在宅現場をよく知る上野まりさんのお二人が毎月交代で日々の思いを語り、地域での看護のあり方を考えます。

 

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「年寄りをなめるな」〜利用者の本音はどこにある

文:鳥海房枝

 

東京都の福祉サービスへの第三者評価では、利用者の意向等を把握するために「利用者調査」をすることを原則にしています。評価機関は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、養護老人ホームなどの高齢者ケア施設へは「面接」で、その他の通所施設などへは「アンケート」で利用者調査をすることが一般的です。

 

私が属しているNPO法人メイアイヘルプユーも、東京都福祉サービス評価推進機構に第三者評価を実施する評価機関として登録しており、利用者面接で高齢者ケア施設を訪問しています。その際、私は利用者と一緒に同じ食事をいただくようにしています。その理由は食事を一緒にすると、職員の利用者へのかかわり方がごく自然にわかるためです。こういった食事場面や利用者面接で出会う高齢者からは、いい意味で“心優しいしたたかさ”を感じます。今回は、そんな高齢者の姿を紹介しながら、老いるということについて考えてみたいと思います。

 

→続きは本誌で(コミュニティケア2016年4月号)

 

 

 


『少子超高齢社会の「幸福」と「正義」』を3月25日刊行!

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日本の医療の諸問題について、それぞれのエキスパート24人が哲学的・倫理的に思索しました。「医療の論点」を「倫理的に考える」意欲的な書です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■幸福と正義を論じる24のテーマ 全紹介!

 

1. ‌「看護師にとって、倫理を考え教育するとはどういうことか?」に    ついて、福山美季氏が論じます(看護師と倫理教育)。

 

2. ‌「ナラティブ・ベイスド・ナーシングの倫理的価値」を、金城隆展  氏が論じます(ナラティブと倫理)。

 

3. ‌「医療は人間の幸福にどれくらい寄与できるのだろうか?」につい  て、尾藤誠司氏が論じます(医療介入と患者の幸福)。

 

4. ‌「医療専門職のプロであるとは、どういうことか?」について、大  生定義氏が論じます(プロフェッショナリズムと倫理)。

 

5. ‌「救急車の有料化案に至った患者の倫理観の変遷」を、大西基喜氏  が論じます(過剰な権利意識と公平の倫理観)。

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今月のオススメ書籍 「今春から看護学生になる人、看護師デビューという人に、読んでいただきたい本」

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ときどき寒く(真冬なみ)、ときどき温かく(5月並!)、まさに春のはじめという気候ですね。東京では桜の開花までカウントダウンという時期になってきました。

桜の咲くころには晴れて、看護学生、看護師1年生という方に、ぜひ読んでいただきたい本を、弊社の単行本ラインナップの中から選りすぐって、ご紹介します。

 

お子さん、親戚やご友人の御嬢さんや息子さん、学校の後輩などへのプレゼントにもいかがでしょうか。

 

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