看護業務に役立つ必携“法令集”『看護法令要覧 平成28年版』が発刊 あなたの“看護”の基盤となる「法令」を読み解き 看護実践の“自信”を高めましょう!

03141213_56e62c66b0df5看護業務に欠かせない法律を多数集めた“看護界の六法全書”である『看護法令要覧』。「保健師助産師看護師法」をはじめ、この1年も実に多くの法律が改正・新設されました。
本書は、昭和59(1984)年より毎年発行しており、最新の法令・通達を掲載して「平成28年版」が完成しました。看護実践の場での活用はもちろん、講義に本書を使う大学などの看護師等学校養成所がますます増えています。

 

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『新人看護職員研修ノート 社会人基礎力を意識するシート付き』なぜ、どんな行動が現場で求められるか 日ごろから考え、自ら気づく!

02291900_56d416c209a4c好評の『新人看護職員研修ノート』(初版2010年刊行)の第2版。新人の「自己との対話」に役立つ性格・構成はそのままに、新人看護職員研修ガイドライン(改訂版)に準拠して到達目標などを更新。新たな参考情報「職場で育つために必要な社会人基礎力を意識する」を盛り込み、新人がチームの一員として育つうえでより役立つノートになりました。

 

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トシコとヒロミの往復書簡 第7回

本連載では、聖路加国際大学学長の井部俊子さんと、訪問看護パリアン看護部長の川越博美さんが、往復書簡をとおして病院看護と訪問看護のよりよい未来を描きます。さあ、どんな未来が見えてくるのでしょう。

 

井部さんイラスト右向き

 

井部俊子さんから川越博美さんへの手紙

診療報酬改定と訪問看護の「評価」

文:井部俊子

 

 

2016年の立春も過ぎ、「春は名のみの風の寒さや」と歌う『早春賦』が思い出されます。『コミュニティケア』4月号が読者に届くころは、新人看護師が初めての職場で、“恍惚と不安”の中にいるかもしれません。

 

看護管理者は、活躍してくれた仲間の退職の申し出に「とても悲しい思い」をすると、前回の手紙に書いていましたね。私も同感です。管理者は毎年、スタッフの退職という“対象喪失”を経験して悔やみます。そして辞めていく看護師に苛立ち、退職を申し出た日から退職の日まで、ツンツンしてしまうという事態が起きることもあります。一方、スタッフからみると、それまで同志のように働いてきた上司が、手のひらを返したような冷たい対応をとることに心を痛めます。新人管理者は、対象喪失からなかなか抜け切れないでいると、抑うつ的になり意欲を失います。管理者はこのような体験を積み重ねて、自己を律して気持ちを切り替えるという修練をするのですよね。私は、そうした中にいる若い管理者には、「それでも『あなたとまた仕事をしたいと思っている』というメッセージを退職するスタッフに伝えなければならない」と言いたいと思います。決して“けんか別れ”をしてはいけないのです。

 

→続きは本誌で(コミュニティケア2016年4月号)

 

地域ケアの今⑦ 

福祉現場をよく知る鳥海房枝さんと、在宅現場をよく知る上野まりさんのお二人が毎月交代で日々の思いを語り、地域での看護のあり方を考えます。

 

1602鳥海様

 

「年寄りをなめるな」〜利用者の本音はどこにある

文:鳥海房枝

 

東京都の福祉サービスへの第三者評価では、利用者の意向等を把握するために「利用者調査」をすることを原則にしています。評価機関は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、養護老人ホームなどの高齢者ケア施設へは「面接」で、その他の通所施設などへは「アンケート」で利用者調査をすることが一般的です。

 

私が属しているNPO法人メイアイヘルプユーも、東京都福祉サービス評価推進機構に第三者評価を実施する評価機関として登録しており、利用者面接で高齢者ケア施設を訪問しています。その際、私は利用者と一緒に同じ食事をいただくようにしています。その理由は食事を一緒にすると、職員の利用者へのかかわり方がごく自然にわかるためです。こういった食事場面や利用者面接で出会う高齢者からは、いい意味で“心優しいしたたかさ”を感じます。今回は、そんな高齢者の姿を紹介しながら、老いるということについて考えてみたいと思います。

 

→続きは本誌で(コミュニティケア2016年4月号)

 

 

 

地域ケアの今⑥

福祉現場をよく知る鳥海房枝さんと、在宅現場をよく知る上野まりさんのお二人が毎月交代で日々の思いを語り、地域での看護のあり方を考えます。

 

 地域ケア上野さん

「いちばんたいせつなことは、目に見えない」

文:上野まり

 

昨年、東日本大震災の被災地に連泊した際、はるか昔に見た覚えのある挿絵に出会い、懐かしく思って久々に映画館に入りました。その映画は「リトルプリンス 星の王子さまと私」。以前読んだストーリーはほとんど記憶になかったので、その後、原作本『星の王子さま』(新潮社)を買ってあらためて読んでみました。

 

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