地域ケアの今(24)

福祉現場をよく知る鳥海房枝さんと、在宅現場をよく知る上野まりさんのお二人が毎月交代で日々の思いを語り、地域での看護のあり方を考えます。

ご存知ですか? AYA世代

文:上野まり

 

先日、新聞で「AYA(アヤ)世代」という言葉を初めて目にしました。その直後、「第22回日本緩和医療学会学術大会」の案内として届いた1枚のポスターと数枚のチラシでもこの言葉に遭遇し、私の頭の中の辞書に定着しました。


AYA世代とは

同学術大会で開催された市民参加セッションのテーマは、「拝啓 若者たちへ AYA世代(15歳〜30代)の“今を生きる”を考えよう」でした。私はAYA世代という言葉に興味がわき、このセッションに参加しました。

 

AYAとは、「Adolescent and Young Adult」の略だそうです。直訳すると「思春期と若年成人」になります。セッションの参加者の多くは医療関係者でしたが、この言葉を知っている人は2、3割にも満たないというのが現状でした。セッションは、10代の医学生のときに命にかかわる大病を経験した医師による講演の後、看護師や薬剤師、患者団体などの立場からそれぞれ演者が登壇し、意見交換するという内容でした。