@wnursing せかいのつぶやき #05「東日本大震災に対する海外の反応」[3]

text by Yumi Fukumoto

 

[2]の続き

 

(掲載号)

このリンク先はミシガン大学リスク・サイエンス・センターのブログです。「ニュースのヘッドラインは、地震による多様な影響よりも原発事故の話題が独占している。世界最悪のチェルノブイリの原発事故の場合、UNSCEAR(放射能の影響に関する国連科学委員会)の最近の評価によれば、直接影響を受けた人は数千人だ。放射性物質の放出は、日本の場合チェルノブイリほどではなく、健康への影響は最悪でもロシアより少ない。原発危機に心を奪われて、すでに起きている人間の悲劇に適切に対応できなくなっているのではないだろうか。何が起きているか情報を得るのは容易であるにもかかわらず、明確で有益で信頼できる情報は欠如しているか、ノイズにかき消されている。そのため当面の余震への対応を続けつつ、危機に効果的に対処することが困難になっている」

 

「アメリカは放射線の危機に備えていないという調査結果 http://j.mp/hf2PsA 1:28 AM Mar 18th Reederから

 

「地震と津波は時を選ばず起こる。その中でどうやって生き延びるか http://airmedicalmiami.com/air-ambulance-weekly/486 11:31 AM Mar 19th Facebookから

 

海外メディアのセンセーショナルな報道が問題になった時期がありました。そんな時です。WHO(@whonews WHO News)は次のツイートを投稿しました。「現時点で、日本の食品に検出された放射能は低レベル。ただちに健康にリスクを与えるレベルではない。#health #globalhealth #foodsafety」7:36 PM Mar 21th webから workitout2と他100+人がリツイート

 

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@wnursing せかいのつぶやき #03「ブログの記事にコメントが殺到!」

text by: Yumi Fukumoto

 

Twitterのタイムラインは、フォロー数が増えるにつれてその速さを増し、刻一刻と大河のごとくツイートが流れて行きます。広く伝えたい情報、独り言、ちょっとした挨拶や対話などなど、いろいろなツイートが、あっという間に現れては消えていきます。

 

そんな流れの中で、ふと目を引くツイートがありました。腫瘍専門看護師のTheresa Brownさん(@TheresaBrown)の投稿です。「医師と看護師とのコミュニケーションについて投稿した先日の<WELL>の記事に、コメントを232件いただきました。単純かもしれませんが、これほど大きな反響があるとは思いませんでした。コメントから多くを学びました」

 

<WELL>というのは、ニューヨーク・タイムズのサイト内にある健康カテゴリーのブログのタイトルで、Brownさんは投稿者の一人です。昨年10月13日のブログ記事が予想以上に注目を集めたようです。記事のタイトルは「看護師と医師の意見が合わない時」

 

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INR153号(10/1発売)特集「災害と情報」

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東日本大震災の発生から半年が経過しました。弊社では9月1日に183人の看護職による700頁を超える活動報告『ルポ・そのとき看護は:ナース発 東日本大震災レポート』を刊行しました。自ら被災をしながら地域で・病院で・避難所で患者のケアにあたった人々、震災直後から被災地支援に動いたさまざまな立場のナースたちの、後世に残る貴重な声を集めています。

 

一方、本誌の特集「災害と情報」では今回の震災や原発事故をめぐるこのような多数の看護職の活動に関する「情報」についての側面に注目し、被災地の第一線で活躍した人々の動きを振り返りました。

 

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「コミュニティケア」10月号、10/1発売です!


〈第1特集〉


“生活の場”での感染対策

 

〈第2特集〉

 

訪問看護師のための“5ステージ”による在宅看取りマニュアル




〈第1特集〉


“生活の場”での感染対策

 

聖路加国際病院訪問看護ステーションの実践

現在、感染対策のエビデンスとされている「スタンダード・プリコーション」(標準予防策)は、アメリカの疾病予防管理センター(CDC)から示された基本的な原則です。しかし、この原則は急性期病院を主な対象としているために、衛生材料に限りがあるなどの理由で在宅で徹底することは難しく、“生活の場”に即した感染対策の方法が求められます
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【NT10月号特集】さまざまな形のエンドオブライフ 慢性疾患の最期を支える看護

実は2009年5月臨時増刊号で、“がんだけではない終末期ケア”を特集したいと考え、「症状別」にQOLを高めるにはどうしたらよいかを「最期まで考えるQOL」という特集タイトルでまとめました。

 

しかし、今年、編集委員の方々に集まっていただいたときに、数としては少なくないのに、がん以外で亡くなる方の終末期看護について述べられたものがあまりに少ないというご指摘を再度受け、今回は、「疾患別」にそれぞれのスペシャリストにそのケアのあり方について語っていただきました。

 

ご専門の分野を問わず、まずは座談会を読んでみてください。

きっと新しい発見があると思います!!

 

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