ナーシング・トゥデイ4月号特集 誌上コンサルテーションシリーズ⑦ 見逃さない! 高齢者の急変

 

NT1404表紙4月号の特集テーマは「見逃さない! 高齢者の急変」です。

 

高齢者は病歴がわかりにくかったり、訴えがあいまいだったりして急変が見逃されることもあります。高齢者の急変を予測・発見し、対応するには、高齢者の身体的・生理的特徴の理解が欠かせません。特集では、高齢者の急変の特徴、高齢者に起こりやすい誤嚥や転倒・骨折、発熱、嘔吐などの急変とその対応をご紹介します。後半では「病歴聴取から急変を判断したケース」「施設で救急搬送を判断したケース」など5つの誌上コンサルテーションを掲載いたします。

 

 

監修:道又元裕

(杏林大学医学部付属病院看護部長)

 

高齢者における急変の特徴

西塔依久美

(武蔵野赤十字病院/救急看護認定看護師)

 

高齢者に起こりやすい急変とその対応

 

①意識障害

佐野成美(聖路加国際病院/救急看護認定看護師)

 

②胸痛

福士博之(JA北海道厚生連帯広厚生病院/救急看護認定看護師)

 

③窒息

上條恵子(帝京大学医学部附属病院/救急看護認定看護師)

 

④誤嚥

古沢身佳子(東京慈恵会医科大学附属第三病院/救急看護認定看護師)

 

⑤発熱

平山幸枝(帝京大学医学部附属病院/救急看護認定看護師)

 

⑥嘔吐

髙西弘美(高槻病院/救急看護認定看護師)

 

⑦転倒・骨折(高槻病院/救急看護認定看護師)

山﨑祐嗣

 

⑧腹痛(浜松医療センター/救急看護認定看護師)

笠原真弓

 

⑨麻痺(国立病院機構災害医療センター/救急看護認定看護師)

下河辺政子

 

高齢者と救急にまつわる問題点
後藤順一(河北総合病院/急性・重症患者看護専門看護師)

 

 

困難事例の誌上コンサルテーション

 

1 訴えがあいまいなケース①なんとなく元気がない

伊藤大輔

(姫路聖マリア病院/認知症看護認定看護師)

 

2  訴えがあいまいなケース②熱っぽい気がする

伊藤大輔

(姫路聖マリア病院/認知症看護認定看護師)

 

3 認知症患者が急変したケース

髙原 昭

(北播磨総合医療センター/認知症看護認定看護師)

 

4 病歴聴取から急変を判断したケース

紺原由美子

(市立岸和田市民病院/救急看護認定看護師)

 

5 施設で救急搬送を判断したケース

小笠原美奈

(秋田赤十字病院/救急看護認定看護師、急性・重症患者看護専門看護師)

 

NT4月号のその他の内容はこちらから

NT2014年4月号連載【アセスメント力を高めるフットケア】紹介

NT1404表紙NT2014年4月号の

【アセスメント力を高めるフットケア】は、

 

「足の骨を理解する」

 

今月から新しく「アセスメント力を高めるフットケア」が始まりました。6回にわたり「知ればわかる!楽しくなる!」をモットーに書かせていただきますので、どうぞよろしくお付き合いください。

 

1回目は、「足の骨の解剖生理」についてです。実は私、解剖生理はあまり得意ではありません。大学時代に唯一赤点を取ったのが、解剖生理学でした。しかし、看護師としての経験を積めば積むほど、解剖生理の大切さを痛感します。足をみるときも同様です。そこで、「赤点をとった私だからこそ、きっとわかりやすく伝えることができる!」という勝手な自負のもと、今回のテーマを進めていきたいと思います。

 

足ってどこ?

 

当たり前のような質問ですが、正しく答えることができますか? 患者さんから「足が痛い」と言われた時に、その部位をすぐに正確に連想できますか? つま先、かかと、ふくらはぎ等、具体的な部位を言われるとぱっとイメージができますが、「足」が指す範囲は、思った以上に広いです。一般に言う「足」は、医学的に言うと「大腿部」「下腿部」「足部」に大別できます(図1)。ですので、患者さんの言うその部位を正確に知るには、より具体的な情報が必要になります。

 

今回の連載でお伝えする内容は、主に「足部」となります。足部とは、足関節より末梢の部分のことを言い、くるぶしの上端あたりから足趾先端までを指します。ちなみに足関節は、脛骨、腓骨の骨端(遠位端)と距骨の頭側(近位端)からなる部分です。距腿関節とも言います。そして、内果は脛骨の遠位端、外果は腓骨の遠位端です。

 

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『グラウンデッド・セオリー・アプローチ ─ 分析ワークブック 第2版』刊行

150INR誌の連載を書籍化した『グラウンデッド・セオリー・アプローチ 実践ワークブック』(戈木クレイグヒル滋子 編)の第2版が『グラウンデッド・セオリー・アプローチ ─ 分析ワークブック』(同 編)として刊行されました。

 

この改訂版では、戈木クレイグヒル滋子先生の執筆チームが初版の内容を全面的に見直し、データ分析に特化したワークブックである本書の特徴にさらに磨きをかけました。また、観察法を用いて収集したデータを分析する章も加わり、本編・別冊とも大幅に増量しています。

 

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看護職の10年蓄積されたデータを集約。
1冊あると便利な『平成25年 看護関係統計資料集』
が発刊!

平成25年看護関係統計資料集

平成25年 看護関係統計資料集

 

毎年春刊行の
『看護関係統計資料集』。
最近10年間の看護職員の就業状況と
養成状況を中心に、看護に関する
統計数値を網羅し、
看護教育・研究・管理者には
欠かせない情報が満載です。

 

 

 

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『20代ナースに伝えたい
職業人としての心得』

が発刊

20代ナース帯付き

20代ナースに伝えたい

職業人としての心得

 

本誌2012年4月号から2013年7月号まで好評連載された「若手看護師に伝えたいこと」が再構成・加筆され、単行本になりました。本書は、臨床現場での教育担当・看護管理経験者である飯野英親氏と、看護師紹介・派遣会社の起業・経営を経験した看護マネジメントコンサルタントの深澤優子氏という2人の著者による、それぞれの背景を生かした組織論・人材育成論です。単なる組織論・人材育成論に留まらず、「20代ナースに伝えてほしいこと」「すべてのナースに伝えたいこと」をテーマごとに説いたコラム集でもあり、わかりやすく面白く読むことができます。本書発刊に当たって、著者2人のコメントと主な内容を紹介します。

 

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