『看護』が新たな表紙とともに、より読みやすく!

日本看護協会機関誌『看護』が2013年4月号より“表紙”を、目に優しい白地に木版画のイラストでリニューアルしました。そして、中身のレイアウトも“読みやすく”を意識して少しずつ変わっています。

 

4月号から編集責任者が交替し、新たな編集方針として「日本看護協会機関誌として“より広く、詳しく”協会の取り組みをご紹介する」ことと、その上で、従来の記事に加えて「看護管理者が“病院”だけでなく、“地域”にも視点を広げて“その人”を支える看護の実践に役立つ」記事をお届けすることにも挑戦します。

 

まず、そのトップバッターとして4月号の特集1は日本看護協会が重点事業として力も入れている施設・在宅等領域のナースを支援する「看護師職能委員会Ⅱ」についての詳報です。病院から退院した患者さんを“地域”のナースがどのようにして支えているのか、本特集でご確認ください。

 

プリント

『新版 保健師業務要覧 第3版』刊行!真に実践の場で役立つ業務要覧として生まれ変わりました!

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 新版 保健師業務要覧 第3版

 

 1948年の初版刊行以来、地域の保健師の手引書として、また基礎教育のテキストとして愛用されてきた『保健師業務要覧』の改訂第3版。今回の改訂では、保健師業務を行う際に基盤となる実践能力と今日的な課題を整理するとともに、PDCAサイクルを意識した豊富な事例で保健師活動の実際がわかる構成となっています。

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「オンライン・ジャーナル・サービス」開始

 

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弊社の月刊「看護」、隔月刊「ナーシング・トゥデイ」、月刊「コミュニティケア」を年間購読契約いただいている方を対象とした、バックナンバー記事PDFの無料閲覧・DLサービスを開始しました。記事検索までならどなたでもご利用できます。

 

 

日本看護協会出版会「オンライン・ジャーナル・サービス」

 

書評『菊池先生の「ことばシャワー」の奇跡 生きる力がつく授業』(講談社)

ことばのシャワー評者:中島 美津子(なかしま みつこ)
南東北グループ教育看護局長

 

読み始めた途端、頭のどこかでスイッチの入る音がした。「すごい!」。我が子と同じ小学6年生が、こんな素敵な文章を書くのか……鳥肌が立った。

 

「以前は、黒一色が教室を支配していた/だが、今はオレンジでいっぱいだ/それも一人ひとり違う輝きを出している」――今の看護現場は、混沌とした泥色の状態。それを私の大好きなオレンジ色にしたい……私も、そう願いながら全国の看護組織の皆さんと関わってきた。 続きを読む…

Special Book Review(書評)『諦めない生き方』(致知出版社)

 

諦めない生き方評者:坂本 すが(さかもと すが) 
日本看護協会会長

 

著者である都倉亮氏は、事業家として活動していた55歳の夏、ステージ4の中咽頭がんを告げられる。その告知場面の記述に始まる本書には、放射線と化学療法の壮絶な闘病生活、直後の再手術、そして2年後の本書執筆中に発見されたがん転移との対峙が、氏の人生を織り交ぜて綴られている。

 

闘病記を読む度に思うことであるが、本書からも、病を生きるという患者の体験と人生に看護職はどう向き合うのかを、改めて問われた思いがしている。がんを病むということは、がんとその治療による心身の苦痛から免れない体験であるばかりか、家族や大切な人びととのつながり、昨日まであった日常、さらに明日を生きようとする希望を脅かされる体験である。その人の人生と切り離せない体験であるからこそ一層、臓器を見て人を見ない現在の医療の実態が浮かび上がって胸に迫る。 続きを読む…