「地域づくりによる介護予防」の進め方の手順を、豊富な実践・研究成果を基に、具体的に解説。準備から評価・分析までの各段階で、「何を、どうすればよいのか」が、これを読めばわかります!
■「地域づくりによる介護予防」とは
2015年度の介護保険法改正に伴い、介護予防の進め方は、方向転換をしました。
従来行われていたのは、基本チェックリストなどを使い、要介護状態に陥るおそれのある高齢者を見つけ出して、介護予防教室に誘う、というハイリスクアプローチ。しかし、この方法では、費用がかかるわりに参加者は集まらず、効果が得られませんでした。
その反省を踏まえて誕生したのが、対象者を選別せずに誰でも参加できるポピュレーションアプローチ型の「地域づくりによる介護予防」です。
そして、このアプローチのほうが、抵抗感なく参加できること、多くのハイリスク者が参加すること、また、参加者は非参加者に比べて要介護認定の発生率が大幅に低くなることなどが、わかってきました。
「看護職への関心を深め,地位を向上すること」を目的とした
“Nursing Now”という世界的なキャンペーンをご存知でしょうか。
ナイチンゲール生誕200年となる2020年末まで展開されます。
多くの実践家に影響を与え続ける女史の理論と,その精神を発展させた研究者らの理論――時代を経て受け継がれる看護の知がそこにあります。
〈ウィメンズヘルスケア・サポートブック〉では、
女性の生涯にわたる健康の維持・促進を見据えたケアを提案します。
本書はその第1弾です。
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「冷やすのはよくない」と、私たちは感覚的に認識しています。しかし、「では、なぜよくないのか」、理解しているかというと……? どうでしょうか。
本書では、「冷え」と妊産婦の健康との関連性について豊富な研究実績を持つ著者が、その成果=科学的根拠を基に、「冷え」の基礎知識からケアの重要性、具体的なケア方法をわかりやすく解説します。
「痴呆・ぼけ」という言葉がごく当たり前のように使われていた昭和の時代から、抗認知症薬が開発されたり、認知症者の家族や当事者が徐々に声を上げ始めた平成前半を経て、平成後半に認知症ケア加算が創設されたことで、医療者の認知症に対する意識は大きく変わりました。
新しい令和の時代、認知症をめぐる状況はどう変わっていくのでしょうか。
認知症ケアの移り変わりを弊社書籍で振り返ってみました。