【編集部オススメBOOKs】vol.42 再び読みたい! 看護実践に活かす理論


 

「看護職への関心を深め,地位を向上すること」を目的とした

“Nursing Now”という世界的なキャンペーンをご存知でしょうか。

ナイチンゲール生誕200年となる2020年末まで展開されます。

多くの実践家に影響を与え続ける女史の理論と,その精神を発展させた研究者らの理論――時代を経て受け継がれる看護の知がそこにあります。

 

※これまでの「編集部オススメBOOKs」はコチラ

 

著者:フロレンス・ナイティンゲール
訳者:小玉香津子・尾田葉子
●A5変/184ページ
●定価(本体1,400円+税)
2004年発行
ISBN 978-4-8180-1076-5

 

世界中で読み継がれる、
ナイチンゲールの代表作!

 

1859年刊行の代表作。患者や病室の状態はさまざまで、常にきめ細かい配慮をしながらの対応が必要だということが、想定されるあらゆる状況を例示しつつ、具体的かつ詳細に綴られています。マニュアルやルーティンのまま行うのではなく、1人ひとりの患者、1つひとつの事象を大切に、誠意をもって応じようとするその姿勢・精神は、時代や国の違いを感じさせません。仕事との向き合い方、人との接し方など、生きる姿勢を見つめ直すきっかけとなるはずです。

 

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『ヴァージニア・ヘンダーソン
没後20年/生誕120年 記念コレクション』

 

著者:ヴァージニア・ヘンダーソンほか
●A5判BOX 3冊セット+DVD
●定価(本体12,000円+税)
2017年発行
ISBN 978-4-8180-2070-2

 

ヘンダーソン看護の真髄がここに!
来日講演DVD映像が入った
貴重なプレミアム限定版

 

看護学生にお馴染みの『看護の基本となるもの』の著者ヴァージニア・ヘンダーソンの没後20年・生誕120年を記念して、著書3冊(『看護の基本となるもの』『看護論』『ヴァージニア・ヘンダーソン語る、語る。』)のスペシャル装丁版と、1982年の来日講演(京都)映像DVDをセットにしました。DVDはここでしか手に入らない貴重なもの。看護理論は苦手……という人も、彼女のエネルギッシュな姿や澄んだ声、そしてお茶目な一面を知れば、新たなヘンダーソンに出会えるはずです。

 

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『看護理論集 第3版
より高度な看護実践のために』

 

編集:Julia B. George
訳者:南裕子・野嶋佐由美・
近藤房恵ほか
●B5/560ページ
●定価(本体3,900円+税)
2013年発行
ISBN 978-4-8180-1718-4

実践との連環を踏まえた
「看護理論」入門書!

 

原著『NURSING THEORIES』第6版を邦訳第3版として刊行した本書は、看護理論の機能と構造、メタパラダイムの概念からそれぞれの看護理論を分析し、理論の理解にとどまらず、理論構築に有用な視点を提供していることをその特徴としています。14名の看護理論家の最新の理論を、看護過程への応用、看護界に与えた影響、理論の長所や限界などを多角的な視点から検討・紹介しているため、より深く、より広い視点で看護実践と理論をつなぐことに役立ちます。

 

 


『現代看護の探究者たち
人と思想 増補第2版』

 

著者:小林富美栄・樋口康子・
小玉香津子ほか
●A5/312ページ
●定価(本体2,200円+税)
2009年発行
ISBN 978-4-8180-1451-0

 

“看護理論解説書”の原点と
言える1冊です

 

1981年の初版刊行以来、改訂を重ね読み継がれてきた本書の特徴は、それぞれの看護理論家に直接的もしくは間接的に深い影響を受け、その理論家を日本に紹介する役割を担った人々が評者となっているところ。「増補第2版」からは、ジーン・ワトソン、パトリシア・ベナーという現代を代表する看護理論家2名を加え、15名の“看護探究者”の充実した「人と思想」の書となっています。また本書は、あまたある“看護理論解説書”の原点とも言えます。