福祉現場をよく知る鳥海房枝さんと、在宅現場をよく知る上野まりさんのお二人が毎月交代で日々の思いを語り、地域での看護のあり方を考えます。
事業継続の岐路に立つ
介護サービス事業所
文:鳥海房枝
未知のウイルスが与えた影響
本誌4月号では「『新型コロナウイルス』について思う」として、「あんなこともあったな」と言える日を迎えたいという文章で結びました。あの原稿を書いていた2カ月前には、今の状況を想像もしていませんでした。
現在、新聞やテレビの報道は新型コロナウイルス感染症に関する話題一色で、収束の見通しも立っていない状況を伝えています。特に各国における新型コロナウイルスの感染状況を示す世界地図が刻々と真っ赤に染まっていく様子には、息をのみます。