訪問看護ステーションの管理者が地域のニーズを的確に捉えて健全
な経営を行い、その理念を実現するために行うべきことを、公認会
計士・税理士・看護師の資格を持つ筆者が解説します。
渡邉 尚之
法人経営と定期昇給
皆さんの訪問看護ステーションには定期昇給はありますか? 定期昇給とは毎年一定の時期に、年齢や勤続年数等の個人の属性に応じて賃金(主に基本給)を上げる制度です。例えば4月にスタッフの勤続年数等に応じて基本給を昇給させることなどです。
訪問看護ステーションの管理者が地域のニーズを的確に捉えて健全
な経営を行い、その理念を実現するために行うべきことを、公認会
計士・税理士・看護師の資格を持つ筆者が解説します。
渡邉 尚之
法人経営と定期昇給
皆さんの訪問看護ステーションには定期昇給はありますか? 定期昇給とは毎年一定の時期に、年齢や勤続年数等の個人の属性に応じて賃金(主に基本給)を上げる制度です。例えば4月にスタッフの勤続年数等に応じて基本給を昇給させることなどです。
福祉現場をよく知る鳥海房枝さんと、在宅現場をよく知る上野まりさんのお二人が毎月交代で日々の思いを語り、地域での看護のあり方を考えます。
前例にとらわれずに知恵を絞るべき時代
文:鳥海房枝
書類作成に忙殺される職員
先日、なにげなく見ていたテレビ番組で子どものいじめ問題が取り上げられ、識者や文化人(?)がさまざまなコメントを出し合う場面がありました。そこで、教師経験のある教育評論家が「教師が子どもと直接接する時間が大幅に減っている」と言い、その理由として、今の教師は必要書類の作成に時間が割かれ、大変忙しくなっているとのことでした。どこかで聞いた話に似ていると思いながら、第三者評価で訪れた保育所での保育士の姿や、高齢者ケア施設で働く介護職の置かれている状況に結びつけて考えてみました。
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な経営を行い、その理念を実現するために行うべきことを、公認会
計士・税理士・看護師の資格を持つ筆者が解説します。
渡邉 尚之
管理者が本当に行うべき業務は何か
訪問看護ステーションの経営者や管理者は多忙です。中には明らかに業務過多となっている人もいます。特に経営者が管理者を兼任している場合は、資金繰りなどの財務管理や法人の事業計画を策定するといった経営管理、訪問看護ステーションの経営全般のマネジメントに加え、管理者としての運営管理を行う必要があり、多忙を極めます。
このようなケースにおいて、経営者や管理者が、本来、担うべきとはいえない業務まで担当していることが多々あります。明らかに業務過多であるにもかかわらず、自分の時間を削って多くの仕事を抱え込み、満身創痍でそれらをこなすという働き方は、若さや情熱があれば多少は可能かもしれません。しかし、持続可能性や経営の安定性という観点からは好ましくないといえるでしょう。
訪問看護ステーションの管理者が地域のニーズを的確に捉えて健全
な経営を行い、その理念を実現するために行うべきことを、公認会
計士・税理士・看護師の資格を持つ筆者が解説します。
渡邉 尚之
訪問看護ステーションの経営者(法人代表者)を含め、多くの経営者が悩むことの1つに役員報酬があります。役員報酬は法人経営における最終損益を大きく左右する非常に重要な項目です。この金額は法人と経営者の税金等の支払いにも影響するため、法人全体の資金繰りの観点からも熟考が必要です。
そこで今回は、役員報酬の基本的なルールと適正な金額の考え方について説明します。なお、本稿では論点をシンプルにするため、訪問看護ステーション経営者=法人代表者(1人)=株主(1人)とします。また、中小法人と仮定し、役員報酬は定期同額給与のみとします。
怒りの感情と上手に付き合う手法“アンガーマネジメント”を看護職が医療・介護現場で生かすための、基礎知識と看護実践への活用のポイントを解説します。
相手に伝わりやすい上手な怒り方②
光前 麻由美
前回(2019年12月号)は、怒るときのNGワードについて解説しました。今回はその続きとして、怒る(叱る)ときに避けたいNGな態度を紹介します。