厚生労働省の「平成24年国民健康・栄養調査」の推計では、糖尿病が強く疑われる成人男女が約950万人に上ることが明らかになりました。前回の調査(2007年)から5年で約60万人増えています。また、「糖尿病が強く疑われる者」のうち約3割は治療を受けていないこともわかっています。糖尿病が自覚症状に乏しいこと、糖尿病と診断されて医療者から指示された食事療法や運動療法が厳しく、継続が難しいことなどが原因として挙げられます。
小社刊『糖尿病看護ベストプラクティス インスリン療法』は、インスリン療法を行う糖尿病患者への支援に焦点を当て、継続可能なインスリン療法の導入から治療継続のための支援、所属施設での活動について、糖尿病看護のエキスパートの実践を基に詳しく解説しています。