【SPECIAL INTERVIEW】オンライン研修お申し込み受付中! キャリア後期の看護職人生 自分らしく幸せに生きる未来を考える

写真左から、講師の加藤明子さん/松尾玲奈さん/

濱田安岐子さん/中林友美さん

 

 2023年11月よりオンライン研修「キャリア後期の看護職人生―自分らしく幸せに生きる未来を考える」が始まりました。これは好評書籍『40代・50代から考える キャリア後期に向けた看護職人生の組み立て方 資産・生活設計・働き方』を参考に、充実した看護職人生を送るために大切なことは何かを考え、キャリアデザインを描くことをテーマとしています。

 4名の講師の皆さんから、それぞれの講義内容を一部、紹介いただきます。

 

 

■キャリア後期を自分らしく
 生きていくための考え方をお伝えします
(濱田安岐子さん)
 私は「あなたの看護職人生をデザインするヒント」と「事例を通して考えるキャリア後期」の講義を担当しています。書籍『キャリア後期に向けた看護職人生の組み立て方』(以下、書籍)にもキャリアの棚卸しに関するワークを掲載していますが、「あなたの看護職人生をデザインするヒント」ではキャリアデザインのための新たなワークも紹介します。
 ワークをしてみて「私が今後やってみたいことって何だったかな」「こういうことに興味があるけれど、すぐにできるかな?」と気になってきたら、「事例を通して考えるキャリア後期」の講義にご注目! 将来の「やりたいこと」と「実際の活動」がつながるよう、書籍に掲載した看護職の皆さんの話をヒントに考えていけると思います。その結果、もし将来の希望を実現できる方法や場がなさそうだと思ったら、「つくる」ことも一案です。例えば「定年後もこの病院で看護に携わりたいけれど、それに見合った制度がない」ならば、組織にはたらきかけて制度を整備していくことも考えられます。また、日頃の地域連携をさらに拡大するイメージで、医療・介護以外の異業種の方々と交流することも、キャリア後期に向けた準備となります。自院のニーズ調査にもつながりますよ。
 本研修は個人でも施設でもお申し込みが可能ですから、こうして個人や組織レベルで考え、準備していくと、ご自身の希望が実現する可能性は、より高まります。
 「私ならこうしたいな」と将来について考えるきっかけに、本研修をお役立てください。
 
■自分を助けてくれる「制度」を知る手がかりに
(加藤明子さん)
 「確認しておきたい『キャリア後期を支える組織の制度・国の制度』の講義は、仕事と治療/介護を両立するための制度や雇用保険など、キャリア後期に関連した多様な制度の中からご自身に合うものを知る手がかりとしてご活用いただけます。
 書籍の読者の方々から、「書籍を読んで初めて勤務先の就業規則を調べてみました」「もっと早く知りたかった」という感想をいただきました。就業規則を読むほかに、必要に応じて信頼できる公的な窓口へ相談することなどの基本的事項を講義で確認しますので、自分らしい生活や働き方を見直す際に活かしていただけるとうれしく思います。
 
■「なりたい姿」からライフプランについて考えてみませんか?
(中林友美さん)

 「60歳以降のライフプランに基づいた『生活資金』を考える」の講義では“キャリア後期の看護職あるある話”をもとに解説しています。

 私は病棟ナース時代に、同僚が介護離職し「地元で再就職する」という話を多く聞いたのですが、新卒入職時と比べると、その後の労働条件などをよく調べていないのでは? と思うことがありました。勤務先が変わると退職金等の制度も違いますし、将来の生活にも影響しますので、リアルに想定する必要があります。また、ライフプランと必要な資金は人それぞれ違って「正解」はありませんね。そこで本研修では、ご自身の「なりたい姿」を基準にした「私のライフプラン」の立て方をお伝えします。

 

■ご自身の「ウェルビーイング」を高める方法をお伝えします

(松尾玲奈さん)

 「キャリア後期に向けた看護職のセルフケア」の講義では、病棟に勤務する方向けの健康管理を中心に解説しています。月経困難症をはじめ、ちょっとした体調不良、更年期症状などをつい我慢してきた方も多いのではないでしょうか。ご自身の生活リズムや健康の“振り返り”を意識していただきたいと思います。

講義でも、書籍で解説したウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に良好な状態にあること、幸福)についてお伝えします。健康とは、単に「病気ではない」というだけではありませんね。ご自身がウェルビーイングであると、周りの人々のウェルビーイングにもつながります。人生や健康について、どうありたいか――「未来志向」をもって心身を大切にするために、本研修をご覧ください。

 

 

書誌情報

40代・50代から考える
キャリア後期に向けた
看護職人生の組み立て方
資産・生活設計・働き方

 

濱田安岐子 編
●定価2,750円
(本体2,500円+税)
●B5判/144ページ
ISBN 978-4-8180-2545-5
発行 日本看護協会出版会
(TEL:0436-23-3271)

 

[主な内容]

●知りたいことを見つけるためのチェックシート

●1章 キャリア後期に向けた看護職人生の組み立て方
●2章 キャリア後期のための「資産・生活設計」の考え方
●3章 キャリア後期のさまざまな活動例
・ジェネラリストの再雇用

・特別養護老人ホームへの転職

・民生委員・児童委員、傾聴ボランティア活動

・リカレント教育の受講、認知症カフェの開催

・認定看護師資格の活用

・更年期以降の女性の健康支援

・制度にない新たな事業の創造で看護の原点に回帰

・看護小規模多機能型居宅介護で地域のケアに携わり続ける

・メンタル不調の経験を活かした健康教育

・異業種へのキャリアチェンジ

●4章 キャリア後期のための備えと情報

 

[オンライン研修]

 

キャリア後期の看護職人生―自分らしく幸せに生きる未来を考える

 

◆主な内容・講師:

 

〇あなたの看護職人生をデザインするヒント
濱田安岐子(NPO 法人看護職キャリアサポート代表/国家資格キャリアコンサルタント)

 

〇キャリア後期に慌てないための「資産・生活設計」
1)確認しておきたい「キャリア後期を支える組織の制度・国の制度」
加藤明子(加藤看護師社労士事務所 代表/特定社会保険労務士/看護師)
 

2)60歳以降のライフプランに基づいた「生活資金」を考える

中林友美(フローレンス FP オフィス 代表/ファイナンシャル・プランナー/看護師)

 

〇事例を通して考えるキャリア後期
濱田安岐子

 

〇キャリア後期に向けた看護職のセルフケア
松尾玲奈(Wholwell合同会社 代表/保健師/労働衛生コンサルタント)

 

◆公開期間:2023年11月1日(水)~2024年2月1日(木)
◆申込締切:2024年1月10日(水)
◆開催形態:オンデマンド[約90分]
◆受講費:33,000円(税込)/1施設

11,000円(税込)/1個人

 

研修の詳細・お申込み方法・サンプル動画は
オンライン研修特設ページにてご確認ください。

 

 

 

看護2023年12月号より

 

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