当社おすすめ書籍を、新刊・既刊・古典織り交ぜてご紹介!!
「認知症Plus」は、認知症にかかわる幅広い領域で活躍される専門職や研究者の最新知見を、現場ですぐに活かせる知識やケア技術として紹介していくシリーズです。
「認知症Plus」は、認知症にかかわる幅広い領域で活躍される専門職や研究者の最新知見を、現場ですぐに活かせる知識やケア技術として紹介していくシリーズです。
2003年の初版刊行時より臨床現場や看護大学・専門学校等で活用されているロングセラー書籍の改訂版が、この秋に刊行されました!
清水 奈穂美
(しみず なおみ)
佛教大学保健医療技術学部看護学科在宅看護学 准教授
訪問看護認定看護師/在宅看護専門看護師
筆者略歴
病院勤務を経て、2011年に訪問看護認定看護師資格を取得。その後、淀川キリスト教病院訪問看護ステーションに所属し、訪問看護認定看護師として地域医療に従事。大阪府立大学大学院看護学研究科へ進学し、2017年在宅看護専門看護師資格取得。滋賀医科大学にて学生から現任まで地域で活躍する看護職の育成にかかわる。2022年より現職。
皆さんの職場には、ケアをする中で「自分の判断に自信がない」や「この対応でいいのか悩む」と少しでも思ったときに、誰かに相談できる環境はありますか。また、困難な状況に直面したとき、失敗してしまったときに、ともに考え、ともに振り返り、学び合う仲間はいますか。
近年、チームの成長をもたらし、学びを後押しする職場づくりに「心理的安全性」が注目されています。本稿では、心理的安全性について紹介するとともに、訪問看護に心理的安全性が必要な理由と期待される効果、心理的安全性を高める具体的な方法を考えたいと思います。
訪問看護ステーションにおけるBCP(事業継続計画)の
策定、防災・減災対策のポイントを解説するとともに、
実際の事例などをとおして災害時の
対応・危機管理のあり方を示します。
最新の防災気象情報をおさえる
尾崎 里奈
おざき りな
防災気象PRO株式会社(TeamSABOTEN)
気象防災アドバイザー・気象予報士
近年の自然災害と未来の懸念
「こんな大雨は経験がない」「まさか川があふれるなんて」—気象災害報道でよく耳にする被災者の声です。気象予測の現場でも「本当にこんなに降るのか?」とコンピューターの数値予報に一瞬疑念を持ったことがあります。山地が多く河川が急峻な日本はもともと自然災害が発生しやすいため、著しい大雨災害は大昔から起きていたかもしれません。では、私たちが感じる「最近の大雨はひどい」という感覚は間違っているのでしょうか。
気象庁の統計によると、1時間雨量50mm以上の年間発生回数は増加傾向であることがわかっています。約40年前の約1.4倍に増えています1)。1時間50mmの雨というのは、滝のように降り、車の運転が危険なレベルです。このほか日降水量200mm以上および400mm以上の大雨の年間日数も増えていることがわかっており2)「最近の大雨はひどい」という私たちの感覚はあながち間違いではないようです。
医療制度・政策に関zする動向を情報収集したい、あるべき「ヘルスケアシステム」についての考察を深めたいという看護職の方々にご活用いただける書籍が刊行されました!
■本書の特徴
著者・尾形裕也氏(九州大学名誉教授)は、長年、看護管理者研修(「ヘルスケアシステム論」「医療経営戦略論」等)における講師を務めてこられました。本書は、尾形氏がMEDIFAX web誌に2014年から連載している時事評論「この国の医療のかたち」を基に加筆修正し、最新のデータや用語解説等を加え、楽しく読めるコラムも収載した書籍です。