「スピリチュアルケア」というと、緩和ケア病棟や終末期など、限られた状況でしか実践できないと思う方も多いのではないでしょうか。
本書では「スピリチュアルケア」を、“ケアリングの応用”と位置づけ、ケアに携わるすべてのナースに取り入れてもらうことをおススメしています。
取り入れる方法は大きく分けて2つ。「自分自身の潜在力を高めること」と「看護ケアに活かすこと」であり、一言でいうと“自利利他”になります。具体的な実践方法は、病院内・地域・被災地・教育現場に分けて、事例で詳しくご紹介しています。
また、実践の前提として重要な【死生観の確立】や、【仏教との関連】など、幅広い視点から考察しているのも本書の特徴です(なぜって、編著者の大下大圓先生は、円空仏で有名な飛騨千光寺のご住職なのです!)。
今までになかったスピリチュアルケアの実践書として、ぜひご一読ください!!