ケアのベースには対話がある 対話スキルが上がれば、ケアの質も上がる

堀越先生

堀越 勝さん
(ほりこし まさる)
国立精神・神経医療研究センター
認知症行動療法センター長
1995年 米バイオラ大学大学院にて
Ph.D.(臨床心理学)取得。
クリニカル・サイコロジスト
(ライセンス:米マサチューセッツ州)。
1997年 米ハーバード大学医学部精神科上席研究員。
この間、ケンブリッジ病院の行動医学プログラム、
マサチューセッツ総合病院及びマクレーン病院の強迫性障害研究所、サイバーメディシン研究所勤務。
2002年筑波大学大学院人間総合科学研究科専任講師。
2008年駿河台大学大学院心理学研究科教授。
2010年より
国立精神・神経医療研究センター
認知行動療法センター研修指導部長。
2015年4月より現職。

 

 

03201158_550b8cbf7964aクリニカル・サイコロジストとして米国での豊富な臨床経験を持つ堀越勝さんは「対話スキルが上がれば、ケアの質も上がる」と言います。看護職をはじめケアに従事する人がマスターしておけば役に立つ対話スキルを新刊『ケアする人の対話スキルABCD』にまとめられた堀越さんに、ケアにおける対話にはどんな意義があり、具体的にどんな対話スキルを身につければよいのかをうかがいました。

 

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施設の機能・特性に応じたキャリア開発ラダーの構築に役立つモデルプログラムと活用のヒント

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原 玲子さん
(はら れいこ)
宮城大学看護学部教授
盛岡赤十字看護専門学校卒業後、
仙台赤十字病院に勤務する。
手術室、整形外科病棟、外来の看護師長、
教育担当の看護副部長として看護管理の実践を行い、
2005年日本赤十字社幹部看護師研修センター教務部長として認定看護管理者教育に携わる。
日本赤十字社幹部看護婦研修所修了。
慶應義塾大学文学部卒業。
山形大学大学院医学系研究科看護学専攻修士課程修了。
2007年宮城大学看護学部准教授。
2010年より現職

 

 

キャリア開発ラダーキャリア開発ラダーの構築は、「導入の目的」と「育成したいナース像」を明確にするところから始まります。新刊『目標管理とリンクした看護職キャリア開発ラダーのつくり方・活かし方』では、ラダー構築に活用できるモデルプログラムを示しながら、導入のプロセスと運用のヒントを解説します。著者の原玲子氏に、本書の特徴と効果的な活用法などについてうかがいました。

 

 

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スマホ × 看護 = ∞!                 スマホを公私に活躍させるワザ大公開!

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前田 樹海さん
(まえだ・じゅかい)
東京有明医療大学看護学部教授
1965年生まれ。東京大学医学部保健学科にて看護を専攻し、看護師・保健師の資格を取得。同大学卒業後、ソニー(株)にて経営管理業務に携わった後、NPO法人在宅ケア協会にて訪問看護を行う。東京大学大学院修士課程、長野県看護大学大学院博士課程修了後、長野県看護大学生活援助学講座准教授等を経て現職。1997年より個人ウェブサイト「看護系大学ホームページに聞け」を主宰。


スマホcov総務省の通信利用動向調査によれば、2013年末には携帯電話に占めるスマートフォン(スマホ)の割合は約60%になりました。「スマホを電話やLINEなどプライベートで使うだけではもったいない。インターネット上のクラウドサービスを利用して看護の現場を快適にしましょう!」というさまざまなアイデアに溢れた『あなたのスマホ 看護に役立ちます!』を執筆した前田樹海さんに本書のあれこれをうかがいました。

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シミュレーション教育のシナリオ集シリーズ、第3弾【秋編】が完成!

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阿部 幸恵さん(あべ・ゆきえ)
東京医科大学病院シミュレーションセンター センター長・教授
防衛医科大学校高等看護学院卒業。臨床経験を経て、1997年から9年間は大学・大学院に在籍し、小学校教員免許、児童学博士を取得。2006年から全医療者・医療系学生対象のシミュレーション教育に携わる。2011年琉球大学医学部附属病院地域医療教育開発講座准教授、2012年より同講座教授および、おきなわクリニカルシミュレーションセンター副センター長を務める。
2014年より現職

 

シミュレーションシナリオ集秋

いま、大きな注目を集める看護シミュレーション教育。書籍『1年で育つ! 新人&先輩ナースのためのシミュレーション・シナリオ集』では、1年で新人や先輩が育つことをイメージし、病院・病棟の春夏秋冬、その時期に合わせた課題を各巻5本ずつ取り上げています。今回、春編・夏編に続き『秋編』を刊行した編著者の阿部幸恵先生に、シナリオ集の概要や活用方法についてうかがいました。

 

 

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「若い主任・師長の教材にピッタリ!」 『診療報酬・介護報酬のしくみと考え方 第2版 改定の意図を知り看護管理に活かす』が刊行 “基本の基本”から学べるわかりやすい入門書!

診療報酬しくみ考え方new「“そもそも診療報酬とは?”のレベルから学べる教材がほしい!」との声に応えて刊行した本書。

「今までで一番わかりやすい!」「読みやすい!」

「指導に使える!」

「よくわからなかったことがわかった!」

など好評が寄せられています。初版に新項目を加えて再構成し、内容・ボリュームともにより充実した「第2版」の特徴と内容を一部ご紹介しましょう。

 

 

 

■「そもそも診療報酬とは?」からよくわかる!

 

難しく思いがちな診療報酬・介護報酬の用語や体系を、本書はわかりやすい言葉と豊富な図版で苦手意識なく学べるよう解説。「入院基本料とは?」「加算とは?」「機能分化とは?」「なぜ、病院看護職にも介護サービスの知識が必要?」「告示、通知、疑義解釈とは?」などの“基本の基本”から取り上げており、「そもそも」のレベルからよくわかります。点数表や施設基準の書籍、厚生労働省の報酬改定関係資料、法令等を読む際の理解の前提となる基本知識が網羅されています。

 

■看護マネジメントへの活かし方が見える!

 

医療・介護サービスの報酬がどんなしくみや考え方で体系化・評価されているのかが、背景となる社会保険制度や国の医療施策の意図・方向性とともにわかります。特に知っておきたい報酬については「なぜ、どんな意図でこの点数・報酬が設定されているか」を示しているので、点数に一喜一憂せず、日常のケア提供や看護マネジメントにどう活かせばよいかが見えてきます(掲載内容は平成26年度診療報酬改定に対応。平成27年度介護報酬改定については改定後の追補で対応予定)。

 

■地域包括ケアにむけて必要な基本知識を解説!

 

病院の看護管理者が最低限知っておきたい在宅・地域のサービスとその評価・考え方、在宅療養の視点を持った退院支援・退院調整の考え方と関連報酬についてもわかりやすく解説。新章「第4章」では、三輪恭子さん(淀川キリスト教病院地域医療連携センター療養支援課課長/地域看護専門看護師)を執筆陣に迎え、事例や図表を用いて具体的に解説しています(例:誤嚥性肺炎で緊急入院された患者さんの場合;中面見本参照)。

 

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■自己学習・院内研修・認定看護管理者教育課程(ファースト/セカンドレベル)の教材に最適!

 

本書は、ヘルスケアサービスやヘルスケアシステムの概要をつかむのにも最適な1冊。研修や講義のテキスト教材に、ぜひご活用ください。

 

 

-「看護」2015年1月号「SPECIAL BOOK GUIDE」より –

 

 

診療報酬・介護報酬のしくみと考え方 第2版