近代ホスピス運動の創始者 シシリー・ソンダースの生涯

がん末期患者が激しい痛みに苛まれることなく、最期のときまで人間らしく穏やかに過ごせるための休憩所をつくりたいと願い、セント・クリストファー・ホスピスを設立したシシリー・ソンダースの幼年期から晩年までを綴った1984年版書籍に、亡くなるまでの約20年の記述を追加した『シシリー・ソンダース 増補新装版』が好評発売中です。

 

強い意志と、死にゆく人へのあつい思いやり、そして天性のリーダーシップを持つ類まれな1人の女性の生涯の一部を紹介します。

 

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【今月のオススメ書籍】 患者さんの痛みを和らげ心身のQOLの向上を目指す―緩和医療関連本

「緩和ケア対策」というと日本ではこれまでほぼ“がん”のみでしたが、ここ数年で行政は“がん”以外の疾患にも拡げる方向性を打ち出しました。「緩和ケア」=“がん”疾患患者とその家族のもの、ではなく、これからは生命に関わるすべての疾患に適用されるようになっていくでしょう。

今月のオススメ書籍は緩和医療関連本です。

 

「今月のオススメ書籍」

 

と言いながら、ここでご紹介しているのはがん看護関連のものばかりです…。

 

そこでご案内です。

弊社の雑誌『コミュニティケア』6月号(6月1日発行)では、在宅におけるCOPD、脳卒中、心不全、腎不全、認知症など非がん疾患の緩和ケアを特集します。こちらも併せてご覧ください。

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【寄稿】 東日本大震災から6年が経過した現在の災害医療対策の現状と今後への提言:予測される次の大災害に備え、災害医療対策を震災の実情にあったものにするために

福島第一原発事故:爆発後の3号機原子炉建屋の様子(東京電力ホールディングスWebサイトより)

未曽有の大災害であった東日本大震災から6年が経過した。その後、

熊本でも大きな地震が起こり、近い時期に起こると言われている南海トラフ地震や首都直下型地震等に対する危機管理対応が急務となっているのは言うまでもない。東日本大震災以降、各自治体や医療機関では様々な災害医療対策が立案され、各施設や地域での訓練に取り入れられたり、周辺地域との医療連携が強化されたりしている。

 

災害医療対策は、その地域の特性や現状によって内容は変化する。筆者は東日本大震災以降、様々な地域で災害医療に関する講演を行い、各地域の災害医療対策の内容を聞かせていただいた。しかし、実際に大震災を体験した者からすると、その地域で構築されている災害体制や災害訓練が地域の実情と合っておらず、机上の空論になってはいないだろうか、と思うことも何度かあった。

そこでこの小論では、実際に自分の地域で大災害が起こることを想定し、地域の現状に即した災害医療体制を構築していくために考慮すべきことについての筆者の考えを記したい。

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地域ケア・在宅ケアに携わる人のための月刊誌「コミュニティケア」のご紹介

地域ケア・在宅ケアの話題は本誌でも折々に取り上げていますが、姉妹誌「コミュニティケア」(以下:CC)では、毎月、より詳しくお伝えしています。地域包括ケアの時代、本誌の主な読者である病院看護職の皆さまにもぜひ併せてお読みいただきたい雑誌です。今回は4月号の内容を一部ご紹介します。

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