写真 メアリー・シーコールの彫像(マーティン・ジェニングズ作)
テムズ川を挟んで対岸の国会議事堂を見据えながら、向かい風にマントをたなびかせて歩いている姿。(CC0 1.0)
写真 メアリー・シーコールの彫像(マーティン・ジェニングズ作)
テムズ川を挟んで対岸の国会議事堂を見据えながら、向かい風にマントをたなびかせて歩いている姿。(CC0 1.0)
訪問看護ステーションや高齢者ケア施設で生じやすい
人事労務に関するトラブルと対応策、
またトラブルの防止策について解説いただきます。
“問題スタッフ”への
事業所の対応②
中山 伸雄
なかやま のぶお
社会保険労務士法人Nice-One 代表 / 社会保険労務士
前回は、“問題スタッフ(できることなら退職してもらいたいスタッフ)”が出現した場合の「初動」の対応法について紹介しました。ここで言う問題スタッフの出現とは、「素行が悪い」「能力不足」「勤怠不良」などのスタッフを雇い入れてしまったとき、またはスタッフにこれらが見られるようになったときです。前回のおさらいをすると、初動対応のポイントは以下の通りです。
細田 満和子さん(ほそだ・みわこ)
星槎大学大学院教授
1992年東京大学文学部社会学科卒業。2002年同大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。コロンビア大学メイルマン公衆衛生大学院アソシエイト、ハーバード公衆衛生大学院フェローを経て現職。専門は社会学、医療社会学、生命倫理学、公衆衛生学。著書に『脳卒中を生きる意味』(青海社)、『パブリックヘルス 市民が変える医療社会』(明石書店)など。
医療社会学者としてのフィールドワークをもとにチーム医療の理念と現実を明らかにした『「チーム医療」とは何か』が、9年ぶりに改訂されました。チーム医療を構成する「4つの要素」とチーム医療がうまくいかない「6つの困難」の考察に加え、第2版では地域・在宅医療への移行、看護の専門性の高まり、当事者の医療参画などの新たな実践を紹介しています。著者の細田満和子さんに、社会学の視点からみた「チーム医療」と本書の読みどころについてうかがいました。
「生理の貧困」というとまず経済的な困窮状態を想像しますが、それだけではなく、この問題は虐待、性教育の不足、ジェンダー格差、生理のタブー視など様々な要素が複雑に絡んでいます。しかし経済問題だけに焦点を当て、「化粧品は買えるのに、ナプキンは買えないのか」「女性優遇だ」等々の声があるのも事実で、捉え方は千差万別のようです。ジェンダー関連の著書も多いライターの武田砂鉄さんに、男性からみた「生理の貧困」問題について論じていただきました。