ナーシング・トゥデイ12月号特集「糖尿病の併発」

 12月号の特集テーマは「糖尿病の併発」。編集委員で監修をしてくださった青木美智子先生から、合併症のことはよく取り上げられるけれど、合併症ではない他の疾患を併発しているときの糖尿病の影響について述べたものは少ないと言う指摘から考えられた企画です。

 

以下に、今回の特集のポイントをまとめてみました。

 

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最新の知識と情報を満載してリニューアル!  訪問看護ステーションの開設・運営にチャレンジする看護職を応援します!! 『新版 訪問看護ステーション開設・運営・評価マニュアル 第2版』

佐藤 美穂子さん
(公益財団法人日本訪問看護財団常務理事)

 


1972年高知県立高知女子大学家政学部衛生看護学科卒業。同大学助手を経て、1973年東京白十字病院、1986年日本看護協会訪問看護開発室、1995年旧厚生省訪問看護係長、介護技術専門官、看護専門官を経て2001年より財団法人日本訪問看護振興財団(現公益財団法人日本訪問看護財団)事務局次長、2002年より現職。


 

地域包括ケアシステムの充実を目指し、予防から看取りまで、地域に開かれた看護サービスの拠点として、ますます期待される訪問看護ステーション。その開設・運営・評価に欠かせない知識や情報を収載した本書が“新版第2版”として久々に改訂されました。本書の監修・執筆者である日本訪問看護財団常務理事の佐藤美穂子さんに、初版発行の経緯や今回の改訂のねらい、さらに訪問看護や在宅医療をめぐる動きと今後の展望についても伺いました。

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『平成24年版 看護白書』刊行!テーマは「災害時における看護の力・組織の力 東日本大震災でつないだ支え合いを今後に活かす」

今年度の看護白書は2011年3月11日に発生した東日本大震災における、日本看護協会を始めとする各団体の支援活動に焦点を当て、まとめました。今回の経験から得られた課題を基に、今後の災害支援活動にどう取り組むべきなのか、示唆に富む内容になっています。

 

 

●総論の主な内容

「東日本大震災の特徴」について、室崎益輝氏(関西学院大学総合政策学部教授)が解説。

 

「公益社団法人としての日本看護協会の災害支援活動」を井伊久美子氏(日本看護協会専務理事)が報告。被災3県である「岩手、宮城、福島の県看護協会の活動」内容を、それぞれ時系列で兼田昭子氏(岩手県看護協会長)、上田笑子氏(宮城県看護協会長)、高橋京子氏(福島県看護協会長)が振り返ります。 続きを読む…

書評『事例を通して学ぶ避難所・仮設住宅の看護ケア』

評者:南 裕子(高知県立大学学長)

 

著者である黒田裕子氏は、阪神・淡路大震災の発災直後から文字どおり寝食忘れて、避難所・仮設住宅そして恒久住宅へと、時間の経過とともに場は違っても、そこに住む人々に寄り添って、創造的支援活動をされた。そして、その姿勢は東日本大震災までのほとんど全ての災害においても同じであった。 続きを読む…

書評『看護管理者のための実践的マネジメント 第2版 看護がリードする経営改善』

評者:山下 美智子 (公益財団法人筑波メディカルセンター筑波メディカルセンター病院副院長・看護部長)

 

第1版が出版された2008年から、認定看護管理者研修セカンドレベルの「看護管理実践計画」を立案するために、筆者が受講者に紹介しているのが本書である。看護管理者の基本としての「経営マインド」から「組織の運営」「財務分析」まで、概念だけではなく事例を提示して解説し、管理者が「ここがわからない」という細部の問いに答える内容となっている。自部署運営の中で、私たち管理者が不得意とする医療制度や組織分析、財務分析を、現在の知識でもわかるように解説して、その必要性を説いている。

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