行動変容をそっと促す ナッジを使ったアプローチ㉚

ナッジとは、人の心理特性に沿って望ましい行動へと促す設計のこと。ゲストスピーカー・医療職のタマゴたちとともに、看護・介護に役立つヒントを示します。

 

 

 

みんらぼカードの広告で
人生会議を周知する

 

竹林 正樹

たけばやし まさき

青森大学 客員教授/行動経済学研究者

 

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医療職のタマゴたちが交代でナッジを学びます。

金田 侑大さん

城戸 初音さん

難波 美羅さん

 

 

竹林 2024年11月号、12月号では、一般社団法人みんなの健康らぼ*1(以下:みんらぼ)の理事、坪谷透先生(総合内科専門医)をお招きし、どうすれば「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング:ACP)」がうまく進められるかについて伺いました。

 

あらためて、坪谷先生のお話の中で、何が印象的でしたか?。

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N.Focus  プロセス改善による生産性向上 NKリーン生産方式の活用①

 

プロセス改善による生産性向上 NKリーン生産方式の活用①

 

兄井 利昌 ● あにい としまさ

株式会社日本経営業務プロセス改善部 部長
リーンコンサルティング認定ゴールド資格保有

 

[略歴]

東京組織人事コンサルティング部門責任者およびリーンチーム責任者を務める。コンサルタントの解決策提供スタンスではなく、「現場職員が問題を発見し、解決するスタンス」をメインとする。約20年の医療機関へのコンサルティング経歴があり、コンサルティング実績は延べ100件以上。総務省公営企業アドバイザー(医療機関対象:医師の働き方改革、業務改善・効率化、人事制度構築等)も務めた。

 


 

筆者は、リーン生産方式という手法を医療現場に適した形で導入し、改善を行っているコンサルタントです。本稿では、この生産方式の概要を説明した上で、看護現場でよく見られる無駄と、その原因・対策を解説します。

 

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N.Focus  窒息リスク評価の標準化をめざして

 

窒息リスク評価の標準化をめざして

 

迫田 綾子 ● さこだ あやこ

日本赤十字広島看護大学 名誉教授
POTTプロジェクト代表

 

[略歴]

広島大学医学部附属看護学校卒業後、病院勤務を経て2021年広島大学大学院医学系研究科前期修了。日本赤十字広島看護大学基礎看護学、摂食嚥下障害看護認定看護師教育課程主任教員を兼務。

 


 

窒息のリスクを誰でも・どこでも・短時間で・包括的に評価できるものにすることを目標に考案された「窒息リスク評価表」。食事におけるポジショニングやケアのあり方を追求する筆者が、その開発経緯や具体的な利用法などを紹介します。

 

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【Book Selection】新刊書籍のご紹介

 


 

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【SPECIAL BOOK GUIDE】令和6年版 看護白書 「看護師等確保基本指針」を現場に活かす

 


看護職の需要が増大する今、看護管理者は何をすべきか?

基本指針を踏まえて徹底解説!


看護界における最新・最重要のデータと情報を集約して発信する『看護白書』。令和6年版では、2023年に初改定が実現した「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針」を大特集。そのポイントや看護管理への活かし方がわかる1冊となっています。

 

2023年10月、「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針」(以下、基本指針)が告示されました。1992年に制定された「看護師等の人材確保の促進に関する法律」に基づき、同年に制定された基本指針が、看護を取り巻く環境の変化を踏まえて初めて改定された画期的な出来事でした。

 

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