SPECIAL TALK 『新人ナース あるあるの森』刊行記念 Nバク vs ヤンデル編者クロストーク

「同期と自分を比べて落ちこんでしまう」「昨日は優しかった先輩が今日は怖い」など、新人ナースが経験する“あるある”事例について、様々な病院の様々な立場にあるナースがそれぞれの視点からアドバイスした話題の書、『新人ナース あるあるの森』。本書にゲスト参加していただいた看護師YouTuberのNバクさんと看護学校の人気講師・ヤンデル先生による、刊行記念緊急対談 編者クロストーク(2022年3月8日、Twitterスペースにて)のハイライトをお届けします。

 

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SPECIAL BOOK GUIDE 日本看護協会のオンデマンド研修がバージョンアップし、書籍として登場! 院内研修で使える同協会作成資料のダウンロードサービスも! 日本看護協会編『2022年度診療報酬改定対応 「重症度、医療・看護必要度」解説書』

前回の診療報酬改定時に日本看護協会が実施し、大好評を博したオンデマンド研修「院内研修に活用できる! 重症度、医療・看護必要度 まるわかりガイド」を書籍化。今次改定に基づきアップデートするとともに、内容を充実させました。本制度をコンパクトかつ過不足なく解説した、院内研修テキストにも自己学習用にもおすすめです。

 

■ 診療報酬改定と「重症度、医療・看護必要度」

「重症度、医療・看護必要度」は、入院患者の状態を客観的に評価することによって看護の必要量を把握し、適正な看護職員配置を検討するための指標として開発されました。2002年度診療報酬改定において導入され、以来、2年ごとの診療報酬改定で見直しが行われ、評価項目や「評価票」に変更が加えられてきました。名称も、「重症度」から「重症度・看護必要度」、そして現在の「重症度、医療・看護必要度」へと移り変わっています。

 

現在、急性期の入院患者の状態像を把握する全国的に標準化されたデータは、この「重症度、医療・看護必要度」のみで、これにより得られたデータは、各医療機関における入院患者の状態を踏まえた看護職員の配置などの看護管理に、さらには、国として今後の入院医療のあり方を検討する際に役立てられます。

 

■ 今次改定で「どこがどう変わったか」が一目瞭然

本書では、2022年度診療報酬改定における「重症度、医療・看護必要度」の「評価票」と「評価の手引き」を、厚生労働省通知に基づき全文掲載。その上で、前回改定からどこがどう変わったのかを一目でわかるよう表示するとともに、改定内容に伴う評価のポイントを整理しました。

 

■院内研修・院内監査の実施方法もわかりやすくガイド

また、「重症度、医療・看護必要度」の評価は「院内研修を受けた者が行うこと」と、「評価の手引き」に明記されています。

看護職員をはじめとする評価者が、院内研修を通して確実に評価の方法を身につけるには、まず、研修を実施する人が制度について十分に理解している必要があります。そこで、院内研修と院内監査の実施方法についても章を設け、具体的にわかりやすくガイドしました。日本看護協会作成の、院内研修で使える資料をダウンロードできるQRコードも掲載しています。

 

これさえ読めば、「重症度、医療・看護必要度」の評価実務の〈要するに〉がわかる、院内研修実施者・受講者のテキストとしても、自己学習用にも最適の1冊。皆さまの看護実践の正確な評価と質向上に、ぜひご活用ください。

 

6月中旬刊行予定

2022年度診療報酬改定対応
「重症度、医療・看護必要度」解説書

 

 

公益社団法人 日本看護協会 編

 

●B5判 112ページ

●定価2,640円

(本体2,400円+税10%)

ISBN 978-4-8180-2417-5

日本看護協会出版会

(TEL:03-5319-8018)

 

 

 

 

 

 

【目次】

第1章 「重症度、医療・看護必要度」とは

意義・目的/前回診療報酬改定までの変遷/今次改定の概要

第2章 2022年度診療報酬改定における「重症度、医療・看護必要度」

各「評価票」「評価の手引き」の改定のポイントと注意点(「一般病棟用 I」「同 II」「特定集中治療室用 I」「同 II」「ハイケアユニット用」「日常生活機能評価票」)

第3章 院内研修および院内監査の実施方法

院内研修の企画・実施/院内監査体制の構築/看護管理者の役割

資料/確認テスト問題例/Q&A/他 

 

看護2022年6月号より

 

 

SPECIAL INTERVIEW 臨床でこそ使いこなしたい 「看護過程」と「看護理論」

阿部幸恵 さん

(あべ・ゆきえ)

 

東京医科大学医学部看護学科/

大学病院シミュレーションセンター 教授

 

防衛医科大学高等看護学院卒業。循環器、救命救急、高齢者施設、保育園で臨床を経験。1997年からの9年間は大学および大学院に在籍し、小学校教員免許、児童学博士号を取得。2006年以降、全医療者・医療系学生対象のシミュレーション教育に携わる。2011年琉球大学医学部附属病院地域医療教育開発講座准教授、2012年同講座教授およびおきなわクリニカルシミュレーションセンター副センター長、2014年東京医科大学病院シミュレーションセンターセンター長を経て、2017年より現職。

 

『臨床実践と看護理論をつなぐ指導』を上梓した阿部幸恵さんに、臨床現場における「実践」と「理論」の関係や、両者をつなぐ意義についてうかがいました。

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災害に強いステーションづくり⓮

訪問看護ステーションにおけるBCP(事業継続計画)の

策定、防災・減災対策のポイントを解説するとともに、

実際の事例などをとおして災害時の

対応・危機管理のあり方を示します。

 

 

 

地域における

BCP連携の必要性①

 

山岸 暁美

やまぎし あけみ

慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室 講師

一般社団法人コミュニティヘルス研究機構 機構長・理事長

 

 

今号と次号にわたって、災害対応マニュアルとBCPの違いを解説した上で、地域におけるBCP連携の必要性について述べていただきます。

 

はじめに

 

令和3年度介護報酬改定により義務づけられた業務継続計画(Business Continuity Plan: BCP)策定の猶予期間3年のうち、1年が経ちました。少し焦り始めている読者もいるかもしれません。しかし、BCPは最初から完璧にはできません。また、つくって終わりにしてもいけません。つくったBCPをシミュレーション訓練で評価し、改良を重ねて育てていくこと、このプロセスこそが最も大事なのです。

 

また、自事業所のBCPはもちろん必要ですが、地域を面として捉え、近隣の訪問看護事業所等との連携により、医療・ケアを継続するという視点も非常に重要です。今回、BCPとは何かという説明に加え、このことについて詳しく解説します。

 

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特別寄稿 ステーション誕生から30年 訪問看護制度創設期の現場での奮闘

 

川越 博美

(かわごえ ひろみ)

特定非営利活動法人

在宅ホスピスボランティアきぼう 代表

元白十字老人訪問看護ステーション 所長

 

聖路加看護大学卒業。ライフケアシステムでの訪問看護などを経て、1992年老人訪問看護制度創設と同時に、白十字老人訪問看護ステーション所長。1997年聖路加看護大学地域看護学教授、2004年聖路加看護大学看護実践開発研究センター教授。その後、訪問看護バリアン看護部長、すみだ在宅ホスピス緩和ケア連絡会あこも代表を経て、現職。

 

老人保健法の改正により、1992年に老人訪問看護ステーションでの訪問看護が行われるようになりました。当時は、現場で必要性があっても、制度上、実施できないことがあるなど、制度とニーズが大きく乖離していました。その状況を変えるべく奮闘してきた創設期の訪問看護師たち。その1人である、川越博美さんに30年を振り返り、次世代を担う訪問看護師にメッセージをいただきます。

 

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