12月6(金)〜7日(土)の第33回日本看護科学学会学術集会に合わせて、第3回JCEBPシンポジウム「臨床でベストプラクティスをどのように取り入れるか」が大阪で開催されます。
JCEBP(The Japan Centre for Evidence Based Practice)は、オーストラリアのアデレード大学に本部を置くThe Joanna Briggs Institute(JBI)の日本提携センターで、2011年冬号〜2012年秋号まで本誌に連載された「研究論文のクリティーク」の執筆陣が所属する、大阪大学大学院の看護疫学研究室がその拠点になっています。
JCEBPではエビデンス関連資料の翻訳やシステマティックレビューの作成などに取り組みながら、臨床現場でベストプラクティス、すなわちエビデンスに基づいた看護実践(EBP)が活用できるように、大学と臨床の連携が模索されています。
同シンポジウムでは、EBPのために必要な一連のプロセスを経た実践報告が紹介されます。批判的思考・文献クリティーク・システマティックレビューの活用をどのように形にしていけばよいのか、臨床家と研究者がともに考え議論する場になることが期待されます。