日本看護協会が2018年4月に公表した「看護職の健康と安全に配慮した労働安全衛生ガイドライン〜ヘルシーワークプレイス(健康で安全な職場)を目指して〜」を、現場で使いこなしてもらうための活用ガイドブックです。ヘルシーワークプレイスの定義、ガイドラインの活用方法、そして病院、訪問看護ステーション等での実践事例も紹介。ガイドライン全文も収載しています。
2018年6月臨時増刊号
総特集
ヘルシーワークプレイス(健康で安全な職場)をつくる
●A4判変形 184ページ
●定価(本体2,000円+税)
ここがポイント!
・労働安全衛生ガイドラインを全文掲載
・実践事例で学べるヘルシーワークプレイス
・看護の現場で役立つ国内外の関連資料も紹介
主な内容
〈緒言〉
日本看護協会が目指す看護職の働き方改革、
ガイドラインの概略を紹介。
……熊谷雅美(日本看護協会常任理事)
〈1章 解説編〉
「ヘルシーワークプレイス(健康で安全な職場)とは何か」「労働安全衛生ガイドラインの活用」「業務上の危険因子と防止対策」など
ヘルシーワークプレイスの考え方、ガイドラインの活用方法のほか、業務上の危険(7つの要因)に対する予防と対策を現場視点で解説。
〈2章 実践編〉
「鳥取大学医学部附属病院」「社会医療法人仁寿会加藤病院」「まちのナースステーション八千代」「長崎大学大学院」など
病院、訪問看護ST、特養、大学院など、看護職が活躍するあらゆる場での、ヘルシーワークプレイスの考え方に基づいた実践事例を紹介。
〈3章 資料編〉
「看護の現場における法律・ガイドライン(国内編・国外編)」「最新TOPIC 放射線防護の新基準」「労働安全衛生ガイドライン」など
ヘルシーワークプレイスづくりのための国内外の法律・ガイドラインをはじめ、労働安全衛生ガイドラインの全文を収載。
●ヘルシーワークプレイスを実現するために……
ヘルシーワークプレイスをつくるためには、「業務上の危険」と「健康づくり」について考えなければなりません。組織・施設が業務上の危険をコントロールし、健康づくりを支援すること、そして管理者が組織・施設の取り組みを促すことで、看護職一人ひとりがヘルシーワークプレイスを意識して自分らしく働きながら、よりよい看護を継続的に提供することができます。そして、これらの取り組みに対する地域・社会・患者(利用者)の理解や協力も必要となります。
〈業務上の危険:7つの要因〉
① 生物学的要因
② 物理的要因
③ 化学的要因
④ 人間工学的要因
⑤ 交通移動要因
⑥ 勤務・労働時間要因
⑦ 心理・社会的要因
〈健康づくり〉
① 職業生活への適応
② ライフイベントとの調和
③ 生涯現役に向けた
健康づくり
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総特集
看護の核となる実践能力育成のために
「看護師のクリニカルラダー
「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)」開発の経緯や目的、導入・活用のポイントを示し、実際に導入・活用している訪問看護ステーションや病院等から、導入の課題や活用の効果などを報告しています。巻末では今後の展望を示し、「『看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)』活用のための手引き」をはじめとする、JNAラダー導入・活用に役立つ資料を収載。
●A4判変形 224ページ
●定価(本体1,800円+税)
総特集
看護師長ナビ・2018
地域包括ケア時代における役割を考える
病院の看護職の業務や働き方が多様化している中、地域包括ケアの時代を担う看護師長に求められる役割や能力を考えていきます。現役師長たちによる実践報告と、現場で感じている変化・展望を紹介するとともに、悩みや葛藤などの経験を言語化していくワークショップや、師長の成長を支援する取り組みを紹介。新任からベテランの方まで、幅広くご活用いただける内容です。
●A4判変形 144ページ
●定価(本体2,000円+税)