「家族看護 18」の特集「退院支援における家族ケア」について、編集委員を代表して、牛田貴子先生(信州大学医学部保健学科准教授)から寄せていただいた文章(p.8に掲載)をご紹介します。
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なぜ退院に向けて家族ケアを行うのでしょうか。簡単に言えば、「入院(入所)—退院(退所)により、本人も含めた家族全員がその影響を受け、家族全体の健康と生活に関して課題が生じ、新たな対応が必要となる」からです。
「家族看護 18」の特集「退院支援における家族ケア」について、編集委員を代表して、牛田貴子先生(信州大学医学部保健学科准教授)から寄せていただいた文章(p.8に掲載)をご紹介します。
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なぜ退院に向けて家族ケアを行うのでしょうか。簡単に言えば、「入院(入所)—退院(退所)により、本人も含めた家族全員がその影響を受け、家族全体の健康と生活に関して課題が生じ、新たな対応が必要となる」からです。
病気や流産で赤ちゃんを亡くした家族を精神的に援助するための自助組織、NPO法人「SIDS家族の会」の広報担当理事・田上克男さんからの寄稿記事(p.155)の全文を、特別にご紹介します。
“赤ちゃんを亡くした遺族の声 ─ 医療者に伝えたいこと”
「SIDS家族の会」は、病気、または死産や流産で赤ちゃんを亡くした家族を精神的に援助するための自助組織である。ここでは、遺族の思いを挙げながら、医療者への願いを記す。
「家族看護」の最新号(18号)を刊行しました。今回の特集は「退院支援における家族ケア」。退院によって本人も含めた家族全員が影響を受け、新たな対応が必要になります。退院支援で家族をどう捉えどう支援するか、さまざまな切り口から取り上げています。詳しい内容はこちら →〈目次と解説〉|〈今回の特集について〉
誌上コンサルテーションでは、5つの事例とその対応を紹介しています。そのうちの1事例をこちらでご覧いただけます。→ 危機的状況に陥った家族への支援 “子どもの障害を受け入れられない”
また、病気や流産で赤ちゃんを亡くした家族を精神的に援助するための自助組織、NPO法人「SIDS家族の会」の広報担当理事・田上克男さんからの寄稿記事を、今回特別にこちらでもご紹介させていただきます。→ 「赤ちゃんを亡くした遺族の声:医療者に伝えたいこと」
『東日本大震災レポート』には183人もの看護職の方(+医師等6人)にご寄稿いただきました。
壮絶な体験を乗り越えてこられたからこそ書ける名文ぞろいで、編集作業をしていて思わず涙が出てしまうことも…。
「編集部のページ」では、レポートの中からテーマ別にいくつかをピックアップし、ご紹介いたします。
まずは「看護職でよかった」編です。
2011年3月11日に発生した地震・津波・原発事故による未曾有の大災害・東日本大震災。本書は、この大震災に際し、看護職がどう行動し被災地域の医療を支えたか、看護は何をできるのかについての活動レポート集です。
自らも被災し悲しみを抱えながら必死に医療活動を続けた人、被災地のために何かしたいと情報もない中で現地に入り、不眠不休で支援を行った人、被災地の患者・住民を受け入れた施設、突然実施された計画停電により大きな影響を受けた医療施設など、さまざまな立場の看護職183人による活動報告は、看護の力の大きさ・すばらしさを改めて感じさせてくれるでしょう。