訪問看護ステーションや高齢者ケア施設の管理者が抱える課題を浮き彫りにし、どうしたら職員が辞めない組織づくりができるのかについて指南します。
ターミナルケアにおける
職員の精神的負担を減らす施策
横山 郁子
よこやま いくこ
株式会社パーソナル・ナース 代表取締役/訪問看護塾 塾長
神奈川県訪問看護ステーション協議会 会長
ターミナルケアでの不安要素とは
在宅でのターミナルケアにおいて、看護師は人生の最後の時間を過ごす利用者・家族を支え導く役割を担っています。余命宣告を受けた利用者・家族は多大なストレスを抱えているため、医療関係者を過度に頼ったり、感情的に取り乱すことがあります。そのような業務を担う職員は知らず知らずのうちにストレスを抱えがちです。