@wnursing せかいのつぶやき #04「看護学生による胎盤写真投稿事件」

text by Yumi Fukumoto

 

「Twitterのタイムラインを見て、最新のニュースを知ることが増えた」というツイートを目にすることがあります。国内のテレビや新聞が伝えない外国のニュースでは、それをいっそう実感します。今年の新年早々、アメリカの看護師たちの間で、ある出来事に関するツイートが飛び交いました。始まりは、ニューヨークの登録看護師Amy Drouin(@holisticnurses)さんの1月2日のツイートでした。

 

「看護学校にはソーシャルメディア・ポリシーが必要。RT @msnbc_health: 看護学生が胎盤の写真で退学」

 

このツイートに記されたリンクは、昨年12月30日のカンザス州でのニュースの内容で(今はアクセス期限切れ)、これをThe Wall Steet JournalThe Huffington Postなど、多くの有名ニュースサイトが次のように報じました。

 

「Johnson County Community College(カンザス州)の学生Doyle Byrnesさんは、5月に卒業して秋には登録看護師になる予定だったが、授業で用いた胎盤の写真をFacebookに投稿したことを理由に退学処分になった」

 

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@wnursing せかいのつぶやき #03「ブログの記事にコメントが殺到!」

text by: Yumi Fukumoto

 

Twitterのタイムラインは、フォロー数が増えるにつれてその速さを増し、刻一刻と大河のごとくツイートが流れて行きます。広く伝えたい情報、独り言、ちょっとした挨拶や対話などなど、いろいろなツイートが、あっという間に現れては消えていきます。

 

そんな流れの中で、ふと目を引くツイートがありました。腫瘍専門看護師のTheresa Brownさん(@TheresaBrown)の投稿です。「医師と看護師とのコミュニケーションについて投稿した先日の<WELL>の記事に、コメントを232件いただきました。単純かもしれませんが、これほど大きな反響があるとは思いませんでした。コメントから多くを学びました」

 

<WELL>というのは、ニューヨーク・タイムズのサイト内にある健康カテゴリーのブログのタイトルで、Brownさんは投稿者の一人です。昨年10月13日のブログ記事が予想以上に注目を集めたようです。記事のタイトルは「看護師と医師の意見が合わない時」

 

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INR153号(10/1発売)特集「災害と情報」

「立ち読み」ページへ

東日本大震災の発生から半年が経過しました。弊社では9月1日に183人の看護職による700頁を超える活動報告『ルポ・そのとき看護は:ナース発 東日本大震災レポート』を刊行しました。自ら被災をしながら地域で・病院で・避難所で患者のケアにあたった人々、震災直後から被災地支援に動いたさまざまな立場のナースたちの、後世に残る貴重な声を集めています。

 

一方、本誌の特集「災害と情報」では今回の震災や原発事故をめぐるこのような多数の看護職の活動に関する「情報」についての側面に注目し、被災地の第一線で活躍した人々の動きを振り返りました。

 

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グループで行う文献抄読会のススメ

本誌では149号(今年の冬号)から「研究論文のクリティーク」という連載をスタートし、好評をいただいております。この企画は、大阪大学の牧本清子先生が看護疫学研究室で実施されている文献抄読会での取り組みがベースになっています。

 

★2014.6.20更新

この連載の内容を元にした書籍が刊行されました。

『研究手法別のチェックシートで学ぶ よくわかる看護研究論文のクリティーク』(詳細は こちら をご覧ください)

 

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「日本のナースのみなさんに伝えたいことば」

世界の看護職から寄せられたメッセージ

 

 

 

東日本大震災の発生直後から、世界各国の看護師協会を始めとする諸団体・個人より、日本看護協会あてに50件以上のメッセージが届けられました。

 

国際看護師協会機関誌「インターナショナル ナーシング レビュー 日本版」では、7月1日発売の152号(2011年夏号)に「日本のナースの皆さんに伝えたいことば」として、掲載の許可をいただいたものをご紹介しています。

 

それらのメッセージの内容を、こちらにもアップしました。ぜひご覧ください。