〈コミュニティケア探訪・No.38〉
【患者中心の面談と対話技法 実践力を育む現場ベースの教育
イギリス・リーズ市郊外の日本人家庭医療専門医
――澤憲明さん その2】
文と写真・村上 紀美子(医療ジャーナリスト)
この連載がスタートしてから7年目。日本は九州から北海道まで、海外はイギリス、ドイツ、デンマークに香港と、コミュニティケアの現場の生き生きしたうねりや、尊敬する方々のチャレンジをご紹介できて幸せでした。最終回まであと1回です。
mkimiko@mbf.nifty.com
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患者さんの全科診療の医療面と心理面、さらに家族関係・暮らし・仕事などの社会面も含めて全人的に、多職種チームで継続的にみていくのがイギリスの家庭医。その技や知恵は、日本の地域ケアにかかわる職種にも参考になりそうです。7月号に引き続き、澤憲明さんに話を聞きました。
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実務密着マンツーマン教育
家庭医の現場実践能力は、どこでどのように育まれるのか? それは研修医のときの、臨床現場で実務に密着した指導医のマンツーマンによる教育の賜物。家庭医が専門教育で学ぶことの一端をみていきましょう。 続きを読む…