書評『看護組織の活性化と変革へ フィッシュ!の導入と実践ガイド』(小路 美喜子 編集責任)

評者:畠山 とも子(福島県立医科大学看護学部准教授)

 

本書は、楽しく、生き生きとした職場をつくるための指南書です。「フィッシュ!」とは文字どおり「魚」です。かつて元気なく、報酬だけのために1日をやり過ごしていたアメリカ・シアトルのある魚屋が、新たな経営管理を導入したことで活気ある楽しい職場に変化し、優良市場に変化したのです。その「フィッシュ!」哲学、①態度を選ぶ、②仕事を楽しむ、③人を喜ばせる、④相手に注意を向ける、という4つの原理が説明されています。

 

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書評『看護の時代』(日野原重明・川島みどり・石飛幸三)

評者:喜多 悦子(日本赤十字九州国際看護大学学長)

 

著者の顔ぶれにまず驚くであろう。しかも、タイトルには「看護」が謳われている。真っ先にこの本に手を伸ばすのは看護者であろうが、これは看護や保健医療専門家だけに向けた本ではない。医療の質的転換という変革の時代を広く世間一般と共有し、新たな時代を共に創造していくための指標となる書である。

 

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書評『短歌と人生』(杉山 喜代子著/角川グループパブリッシング)

評者:守屋 治代(東京女子医科大学看護学部基礎看護学准教授)

 

生きていくことの深い根底には哀しみが満ちている。人は弱いからこそ強く、悲しみを突き抜けたところに喜びが生まれ、孤独だからこそ愛の深さを知る。限りある命を生きる中に永遠の命を見いだす。このような矛盾の中に、人が生きていくことの哀しさと美しさが同居している。

 

名歌に寄せる杉山氏の細やかな心情は、私にそのような感慨を深くさせた。氏は、人生の途上に病を重ねながら、長い間、看護教育・研究に携わってきた。

 

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「コミュニティケア」2012年6月臨時増刊号、6/25発売です!

コミュニティケア

2012年6月臨時増刊号

 

介護報酬・診療報酬ダブル改定を生かす

地域包括ケアで飛躍する“看護”

 

「コミュニティケア」編集部 編

 

〈協力〉

 

公益社団法人日本看護協会

公益財団法人日本訪問看護財団

社団法人全国訪問看護事業協会

 

2012年4月、介護報酬・診療報酬のダブル改定が行われました。今までになく「在宅」「地域」に重点が置かれたものとなっており、訪問看護や施設看護に従事するナースにとって、改定内容を正しく理解し、日常の看護を見直して効率的な事業運営を考えることは必須のことといえましょう。

 

さらに新たに創設されたサービスにチャレンジすることで、これから間違いなく進む“地域包括ケア”において、まさに“看護”が要となる存在になり、「“看護”を飛躍させる」大きなチャンスを迎えているのです。

 

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遅ればせながら、コミュニティケア5月号のお知らせです♪♪

6月号が発売して4日が経過……という遅ればせながらなタイミングですが、コミュニティケア5月号のお知らせです☆

 

特集は「新開発の“シート”でできる!高齢者ケア施設での転倒予防」。

コミュニティケアの編集委員でもある特定非営利活動法人メイアイヘルプユー事務局長・

鳥海房枝さんと、代表理事・新津ふみ子さんが中心となって開発した、転倒の高リスク者を事前に絞りこむための「アセスメントシート」、事故発生後に活用する「要因分析シート」の内容・使い方を詳説し、この2つのシートを使って取り組む転倒予防の方法を大特集しています!!

 

発売から1カ月たち、編集部には続々とうれしいご感想のお便りをいただいています。

 

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