陽も長くなり、春の訪れを感じるようになりました。
年度末で異動、退職される方々との別れを惜しみつつ、新年度に迎える新人職員の教育体制について準備されている方も多いのではないでしょうか。
今月は、指導者となるみなさんに役立つ4冊を紹介します。
『共に育み、共に育つ』看護チームを作り上げていきましょう!
著者:阿部幸恵
●B5/152ページ
●定価(本体2,000円+税)
2017年発行
ISBN 978-4-8180-2054-2
編集:箕浦とき子・高橋恵
●B5/342ページ
●定価(本体3,000円+税)
2018年発行
ISBN 978-4-8180-2124-2
新人が「チームの一員として育つ」ために日々意識したい具体的行動や、そのための評価・育成の考え方・サポート方法を、本書は社会人基礎力の12の能力要素を用いてわかりやすく解説、新人教育・人材育成の定番書として刊行以来好評を得ています。2018年6月に改訂・刊行した「第2版」では、初版の内容はそのままに、新人を指導する立場の中堅看護師の社会人基礎力について新たに解説、より自信をもって指導・サポートできるための考え方と行動がわかります!
新人育成のお悩み相談
発想・行動転換のヒント』
著者:永井則子
●B5/112ページ
●定価(本体1,500円+税)
2015年発行
ISBN 978-4-8180-1927-0
「報告・連絡・相談がないのでフォローできない」「モレやヌケが多いのに反省の態度がみられない」など、新人指導にはお悩みがつきもの。ついイライラしがちですが、そんな時こそ発想・行動転換のチャンス! 本書は「そもそも、なぜそうなるのか?」「どんな考え方・行動が解決につながるのか?」を、よく遭遇する事例で具体的&ロジカルに解説。新人指導の準備、日ごろの指導場面の振り返り、よりポジティブで合理的な言動による指導に役立ちます!
看護 形態機能学の枠組みを用いて』
編集:大久保暢子
●A4変形/256ページ
●定価(本体3,300円+税)
2016年発行
ISBN 978-4-8180-1985-0
フィジカルアセスメントが
日常のケアに結び付く!
患者さんをよくみて質の高いケアを!
本書では、学生のときに習った「頭部」「腹部」といった器官系統別のフィジカルアセスメントを看護実践につなげるため、からだだけでなく、「心理的側面」「社会的側面」のアセスメントを加え、「動く」「食べる」「眠る」「お風呂に入る」などの日常生活行動の視点で構成しています。この構成は、「食事」「排泄」「清潔ケア」などの普段のケアに直結した考え方です。看護師として患者さんの状態をみながらケアができるように、ぜひ研修に取り入れてみてください!