看護業務に役立つ必携“法令集”『看護法令要覧 平成28年版』が発刊 あなたの“看護”の基盤となる「法令」を読み解き 看護実践の“自信”を高めましょう!

03141213_56e62c66b0df5看護業務に欠かせない法律を多数集めた“看護界の六法全書”である『看護法令要覧』。「保健師助産師看護師法」をはじめ、この1年も実に多くの法律が改正・新設されました。
本書は、昭和59(1984)年より毎年発行しており、最新の法令・通達を掲載して「平成28年版」が完成しました。看護実践の場での活用はもちろん、講義に本書を使う大学などの看護師等学校養成所がますます増えています。

 

 

 

 

看護職は実に多くの法律を守り、逆に法律に守られています。そして、看護に関連する法律は、一番かかわりのある「保健師助産師看護師法」のほかにも、医療法・地域保健法・介護保険法・母子保健法・看護師等の人材確保の促進に関する法律……と、実にさまざまな法律があります。
「法律ってなんか難しい」と思っていても、看護業務を行う中で、どうしてもこうした法律に触れざるを得ない場合があります。そのようなとき、役立つのが本書『看護法令要覧』です。

 

■法律を理解することに徹底した構成

 

本書は看護に関連する法律を厳選し、さらに看護業務に欠かせない条文を抽出して掲載。どこを見ても活用できる内容ばかりです。
どの法律のどの条文を見ればよいのかがわからない場合でも、巻末にある“キーワード索引”を活用すれば、例えば「看護小規模多機能型居宅介護」といった注目したい単語から関連する条文に簡単にたどりつけます。このキーワード索引は本書独自の特色です。
重要な条文には、国会で決まる「法律」の後に、その法律を細かく規定する「施行令」(政府による政令)、施行令をさらに細かく規定する「施行規則」(各省庁による省令)が配置されていることも、本書の大きな特色です(右ページ図)。通常の法律集は、法律・施行令・施行規則が別々に掲載されており、1つの条文を理解するために、あちこちのページをめくらなければなりません。

 

■特定行為に関する法令・通知を詳報

 

平成27年は「保健師助産師看護師法」で特定行為及び特定行為研修に関連して、施行令が大きく改正され、新たな省令や通知が出されました。本書はこれを漏れなく掲載しています。女性の多い看護職注目の新設法令「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」も掲載しました。
看護の実践に当たって、その“業務を支えるルール”となる法令を理解・把握することは“自信”につながります。看護の現場・立法・行政・教育面の第一人者が編集した本書を、さまざまな場面で、ぜひご活用ください。

 

「看護」2016年5月号「SPECIAL BOOK GUIDE」より –

 

 

 

看護法令要覧 平成28年版