text by Yumi Fukumoto
…[1]の続き
地震と津波、そして原子力発電所事故への恐怖感や緊迫感は、個人のツイートからも感じられます。「なんてこと。日本の当局はメルトダウンを想定してる。恐ろしい! http://bit.ly/g3w8Ck 」 12:43 PM Mar 13th Echofonから
「1945年に多くの人が祖父母を亡くしている国での放射能汚染は、地震と同じほどの大きな心理的ストレスになるだろう」 8:38 PM Mar 13th webから 4人がリツイート
「日本からの写真やビデオが怖い。命がどんなに脆いものかを思い知らされる。日本の人々の心痛、心からお察しします」 9:34 PM Mar 13th Twitter for iPhoneから
「日本の惨状には言葉がない。とても悲しくつらい。地震と津波に、今度は放射線量が上昇。無事を祈ります」 3:38 PM Mar 15th Twitter for iPhoneから 3人がリツイート
MyRealityTech.comの編集者で看護師のBrittney Wilson(@TheNerdyNurse)さんは、震災の2日後、ハイテクの危うさと家族や友人を大切に思う気持ちを記事にしています。「日本の悲劇について思うこと、(ハイテクで)つながっていても(家族や友人を)完全に守ることはできない http://tinyurl.com/6b7vft9 」2:04 PM Mar 14th TweetMemeから 2人がリツイート
「….今回の災害のソーシャルな側面で興味深いのは、携帯電話やインターネット、ソーシャルメディアでつながるようになった今でもまだ、確実に災害時に助けが得られるとは感じられないことだ。今回の出来事は、私たちがどれほど家族や友人を愛し、気にかけているかということ、それをその人たちに知らせることがいかに大事かを気づかせてくれた。災害時に彼らのことを思っても、スマートフォンは壊れれば役に立たない….」
世界各国からの救援隊が現地に入る中、活動を始めていたアメリカ赤十字(@RedCross American Red Cross)のツイートです。「700人の医師と看護師が負傷者の治療に当たっているhttp://rdcrss.org/idnQO9 」 7:29 AM Mar 15th webから100+人がリツイート
アメリカで研修中の日本人看護師に会ったことのある、闘病中の患者さん(@HospitalPatient Michael A. Weiss)はこんなツイートをしました。「もし日本で、取り残されてレスキューを待っていて医療が必要だとしたら、最も会いたいのは看護師だ」 9:40 AM Mar 15th TweetDeckから4人がリツイート
その後徐々に、災害体験から学び、あるいは分析をするようなツイートも出てきました。「日本の原発事故は原子力の将来への脅威となるhttp://bit.ly/f1uWsm 」 9:59 PM Mar 16th TweetDeckから
「日本人の災害への対応は素晴らしい。私たちは多くのことを学べるだろう」 10:15 PM Mar 17th webから10人がリツイート
「日本の原発危機の進展に心を奪われて、感覚が鈍くなっているのでは? http://is.gd/Vj9RWk #japan #radiation 」10:30 PM Mar 17th webから1人がリツイート
[3]へ続く…
(152号, p.51, 2011.より。※リンク先は本誌掲載当時)