ナースの日々の仕事は患者さんへのケアだけではなく、記録などの事務や、患者さんやご家族への説明や対応など非常に多岐にわたるので、得意なものとそうでないものがあるのは仕方ないですよね。
今回は「やらなければならないけどあまり得意ではない…」という声が多い、「コミュニケーション」「フィジカルアセスメント」「家族への対応」「文章を書く」に関する書籍を取り上げてみました。
知識をしっかり身に着けてからやってみると、苦手なものもうまくいきやすいそうです!
※これまでの「編集部オススメBOOKs」はコチラ
『ケアする人の
対話スキルABCD』
著者:堀越勝
●A5/200ページ
●定価(本体2,200円+税)
2015年発行
ISBN 978-4-8180-1869-3
患者さんと話すのが
苦手……という方、必読!
対話スキルは訓練で上達します
患者さんとの対話に苦手意識があるけれど、もって生まれた素質やセンスに拠るものだから仕方がない……と思っている方は多いのではないでしょうか。実は、ケアにおける対話には基本的な法則や「型」があり、それらを修得する訓練をとおして対話スキルをレベルアップすることができるのです。本書では4つのステップからなる対話の型をわかりやすく解説。練習問題も用意し、対話スキルを磨きたい方にとって実践的な内容です。
『看護 形態機能学 第4版
生活行動からみるからだ』
著者:菱沼典子
●B5/228ページ
●定価(本体3,100円+税)
2017年発行
ISBN 978-4-8180-2061-0
からだの見方を変えれば
苦手なフィジカルアセスメントが
変わる!
フィジカルアセスメントを行うためには、解剖学や生理学の知識が必須です。本書では、「動く」「食べる」「眠る」「お風呂に入る」など、看護師が日々行うケアに直結した、日常生活行動の視点で人体の機能と構造を解説しています。学生時代には暗記しては忘れていた解剖生理を、本書の視点であらためて見直してみると、患者さんのからだのみかたが変わっていくこと間違いなしです。
『看護師のための文章ノート』
著者:井部俊子
●B5/58ページ
●定価(本体1,100円+税)
2018年発行
ISBN 978-4-8180-2108-2
作文技術を知って
簡潔な文章を書こう!
看護記録、事例記録、報告書、レポート、研究論文、依頼文書などの「仕事の文書」を、わかりやすい簡潔な文章で書くためのシンプルな解説本です。読点(、)のうち方、接続詞や「てにをは」の使い方、段落の設け方、改行の入れ方などの「作文技術」のポイントを、添削文例を示して具体的に解説。添付のワークシートを使って自分の文章の傾向をつかむこともできます。「より、人に読んでもらえる簡潔な文章」を今日から書いてみませんか?
『家族看護学 理論と実践
第4版』
著者:鈴木和子、渡辺裕子
●B5/340ページ
●定価(本体3,200円+税)
2012年発行
ISBN 978-4-8180-1697-2
患者さんの家族への
対応に困ったとき
ヒントをくれる1冊!
家族もケアの対象だと言われても、どこから家族にかかわってよいのか悩んでいる方も多いかもしれません。本書では、日常のケアの場を意識して、限られた情報から家族をアセスメントする方法、さまざまな状況における家族の状態などをイメージしやすいように展開しています。家族のことを少しでも理解して、援助のきっかけをつかむためのヒントが詰まった1冊です。