岡部 美保さん
(おかべ・みほ)
在宅創傷 スキンケアステーション代表
皮膚・排泄ケア認定看護師
1995年前橋赤十字病院退職、群馬県看護協会訪問看護ステーション入職。2015年高崎健康福祉大学訪問看護ステーション入職。2016年管理者に就任。2021年退職し、在宅創傷 スキンケアステーションを開設、現在に至る。2016年高崎健康福祉大学大学院保健医療学研究科看護学専攻修士課程修了
健やかな皮膚は、日々のスキンケアが基本です。療養者の健やかな皮膚を守り、笑顔で暮らしてもらいたい。その思いが込もった『在宅療養者のスキンケア』が発刊されました。皮膚の基本知識(エビデンス)をおさえながら、ドライスキンから褥瘡までのアセスメントと予防的ケアを豊富な実践知を基に丁寧に解説した、本書の読みどころをうかがいました。
中村 順子さん
(なかむら・よりこ)
前・秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻 教授
秋田県生まれ。聖路加看護大学卒業後、聖路加国際病院内科病棟で病棟看護を経験し、1985年からは東京都世田谷区で老人保健法下の訪問看護を始める。その後、特別養護老人ホーム、医療機関からの訪問看護を経て日本訪問看護振興財団立訪問看護ステーションで訪問看護師、同ケアプランセンターでケアマネジャーとしての実践を経て、2007年から故郷・秋田で看護教員に。2022年3月に退官。2008年聖路加看護大学大学院博士前期課程、2011年青森県立保健大学大学院博士後期課程修了。
シリーズ【看護の知】は、学術論文として言語化された「優れた看護の“実践知”」を、より多くの看護職に読んでいただけるように“読み物”として再構成した書籍です。シリーズ第9弾となる『スタッフを「活かし・育てる」訪問看護管理者の関わり』(以下:本書)は、初めての在宅領域の学術論文を書籍化したもの。16人の熟練訪問看護管理者が語る“言葉”が分析・整理され、そこにはスタッフを「活かし育てる」方法だけでなく、“看護の本質”が随所に表されています。自ら訪問看護師を経験した中村さんだからこそ書けた本書についてうかがいました。
佐藤美穂子 さん
(さとう・みほこ)
公益財団法人日本訪問看護財団
常務理事
1972年高知県立高知女子大学家政学部衛生看護学科卒業。同大学、東京白十字病院、日本看護協会、厚生省での勤務を経て、2001年より財団法人日本訪問看護振興財団(現・公益財団法人日本訪問看護財団)事務局次長。2002年より現職。
1993年の初版発行、1997年の新版へのリニューアルを経て、このたび第4版として改訂された本書。その監修・執筆者である日本訪問看護財団常務理事の佐藤美穂子さんに、改訂のねらいと主なポイント、さらにステーション管理者に求められる役割や訪問看護をめぐる今後の展望などについてうかがうとともに、ステーション開設にチャレンジする方々への応援メッセージをいただきました。