「ぼく」がこうしているとき、うんちは「ぼく」のからだのどこにいる? 食べものが体内で消化、吸収され、排便されるまでのしくみを、小さい子にもわかりやすく描きました。
左ページが「ぼく」の1日の様子。
右ページが「そのときのぼく」のお腹の中の様子。
「うんち密着24時」的に物語は進んでいきます。
また、巻末には付録として、「バナナうんち だいさくせん!」「たべものが うんちになるまで」「うんちカレンダー」を掲載しました。親子で勉強になる科学絵本の要素も盛り込んでいます。
詩人の谷川俊太郎氏に本書の推薦文を寄せていただきました。
監修:榊原千秋(保健師、助産師、看護師)
「おまかせうんチッチ」は、「気持ちよくうんちをだす」ことができなくなって、困っている人の相談にのるところです。
世の中には生まれたときから、うんちがでるお薬を飲みつづけていたり、気持ちよくうんちをだすことを、あきらめている人がたくさんいます。
世界中のすべての人が、気持ちよくうんちをしてほしい。そんな願いをこめて、この絵本ができました。
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愛媛県出身。愛媛県立公衆衛生専門学校卒業後、町役場の保健師・在宅介護支援センター等の保健師、ケアマネジャーを経験。2003年に金沢大学大学院に入学し排便ケアの研究をはじめ、2012年に博士後期課程を修了し、2005年から同大学院の地域・環境保健学分野で教鞭を執る。2015年に「コミュニティスペースややのいえ」「ちひろ助産院」を開設して独立。同年「合同会社プラスぽぽぽ」「うんこ文化センターおまかせうんチッチ、訪問看護ステーションを立ち上げ、現在にいたる。
作:きたがわめぐみ
私は、朝ごはんを食べたあと、体操すわりをして、うんちがでるのを待っています。うんちがでると、とてもうれしいです。
この絵本を描くために、うんちのことを、たくさん勉強しました。
私のからだのなかで、うんちとみんなが、こんなにがんばっているなんて!
うんちがでるたびに、ますますうれしい気持ちになるようになりました。
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神奈川県出身。保育の専門学校を卒業後、幼稚園教諭として就職するが骨折のため退職。入院中「めぐみせんせい、がんばってね!」と子どもたちにもらった絵が嬉しくて、自分でも絵を描いてみる。もっと嬉しくなってしまって絵を描き始める。作品に「おトイレさん」シリーズ、「おまるちゃん」(教育画劇)「カレーちゃん」(アリス館)「バスまってる」(えほんの杜)「にっぽんいいものみてみて大会」(理論社)など。
そのとき うんちは どこにいる?
榊原千秋 監修
きたがわめぐみ 作
●B5判 38ページ
●定価(本体1600円+税)
ISBN 978-4-8180-2260-7
日本看護協会出版会
(TEL:0436-23-3271)
→看護2020年6月号より
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