高度急性期病院では難しいとされてきた身体抑制減少に挑戦し、ゼロ化を達成した金沢大学附属病院の取り組みと成果を紹介した書籍『急性期病院で実現した 身体抑制のない看護―金沢大学附属病院の挑戦』が刊行になりました。ICUや精神科も含めた抑制ゼロの達成に驚くとともに、「金大ができたなら、当院でもできるはず」と決意を新たにした、という声も届いています。
高度急性期病院では難しいとされてきた身体抑制減少に挑戦し、ゼロ化を達成した金沢大学附属病院の取り組みと成果を紹介した書籍『急性期病院で実現した 身体抑制のない看護―金沢大学附属病院の挑戦』が刊行になりました。ICUや精神科も含めた抑制ゼロの達成に驚くとともに、「金大ができたなら、当院でもできるはず」と決意を新たにした、という声も届いています。
「人生の終焉を迎える人」(自分で死を意識するようになった時期から亡くなるまでの期間に生きる患者・利用者)にナースはどのような声かけをすればよいのか……
さまざまな現場から報告します。
vol.9
小川 千夏
群馬大学医学部附属病院
●コメント●
内田 陽子
群馬大学大学院保健学研究科 教授
新人看護師の小川さんが1年目を振り返って、かかわり方に悩んだ3つの事例を紹介します。小川さんはそれぞれの事例において、うまくいったこと、うまくいかなかったことを明らかにし、どのような対応がよかったのか、どう声かけすべきだったのかなどについて深く省察しています。
原 玲子さん
(はら・れいこ)
日本赤十字秋田看護大学副学長
盛岡赤十字看護専門学校卒業後、仙台赤十字病院に勤務する。手術室、整形外科病棟、外来の看護師長、教育担当の看護副部長として、看護管理の実践を行い、2005年日本赤十字社幹部看護師研修センター教務部長として認定看護管理者教育に携わる。日本赤十字社幹部看護婦研修所修了。慶應義塾大学文学部卒業。山形大学大学院医学系研究科看護学専攻修士課程修了。2010年宮城大学看護学部教授。2020年より現職。
2011年に発行した『学習課題とクイズで学ぶ看護マネジメント入門』は、読者から「要点がまとめられており、初学者にもわかりやすい」「基礎知識の習得に非常に役立った」などの声が寄せられたロングセラーです。このたびの第2版の刊行にあたって、著者の原玲子氏に、本書の特色などについてうかがいました。